2016年01月

信頼できるペットシッター選びのコツ

信頼できるペットシッター選びのコツ
急な用事や長期間の旅行などでペットを残して家を空けなければならない、という状況に陥ることがあります。このようなときに心強い味方となってくれるのが、「ペットシッター」です。
 
しかし、まだペットシッターを利用したことがない方であれば、見知らぬ人に自分のペットを預けるということに、抵抗や不安を感じてしまうということも多いでしょう。
 
そこで今回はペットシッターを利用する際に感じる不安と、信頼できるペットシッター選びのコツについてご説明したいと思います。

ペットシッターを選ぶときに不安になること

セキュリティ面

留守中の自宅でペットの世話をしてもらうことになるため、当然、家の鍵を預けることになります。そのことから住居のセキュリティ面は、初めてペットシッターを利用する際に、特に不安に思われる要素のひとつでしょう。

シッターの人柄

大切なペットの世話をしてもらうのですから、シッターの人柄はとても気になるところですよね。自分のペットの性格に合わせた対応をしてくれるか、緊急時に適切な対応をしてくれるかどうかなど、不安に思うことは多く出てくるでしょう。

シッターの仕事に対する姿勢

ペットシッターの場合、個人の自宅でペットだけを相手としてサービスを提供します。ほかに誰もいないからといって手を抜かれたり、何か問題があった時にごまかされたりしないか、という不安を感じる方もいるでしょう。

安心できるペットシッター選びコツ

不安をすっきりと解消し、信頼できるペットシッターを選ぶコツは、以下のようなものがあります。

事前打ち合わせを行う

ペットシッターを探すには、インターネット検索やタウンページの利用、かかりつけの動物病院やペットサロンからの紹介などがありますが、どのような探し方をした場合でも実施しておきたいのが、予約をした後の「打ち合わせ」です。
信頼できるサービス提供会社の多くは、打ち合わせの際に、シッターが自宅を訪問してくれます(会社によって有料・無料の違いあり)。
この事前打ち合わせをするときは、シッターの人柄や遅刻をしてこないかなどの勤務態度はしっかりと見て、そのシッターと契約をすることかどうかを判断することをおすすめします。

身分証明書などの確認

ペットシッターには国家試験のような資格はありません。ですので、誰もがペットシッターをすることができます。そんなときに確認したいのが、動物取扱業登録の有無や身分証明書の確認です。これらの情報からシッターの信用性を量ることができるので、確認した方がよいでしょう。

ペットシッターを頼む際にしておきたい事前準備

ペットシッターを頼む際にするべき準備には、以下のようなものがあります。

シッターに渡す合い鍵やペットフードなどの用意

自宅の鍵はもちろん、ペットフードやトイレ用品などの消耗品は、シッターに依頼する前日までにしっかり用意しておきましょう。食事に関しては、一日の食事の量やアレルギーの有無などを伝える必要があります。
また、投薬が必要な場合は、小分けできるケースなどを活用し、シッターへ分かりやすいように説明するようにしましょう。

かかりつけ病院の連絡先

留守中にペットの具合が悪くなった場合などのために、かかりつけ病院の電話番号や担当医の名前を書いた紙などをシッターに渡しておくと安心です。

連絡して欲しい日時の設定

留守中のペットの様子を定期的に連絡して欲しいという場合は、確実に電話が取れる日時を伝えたり、メールアドレスを教えてメールで連絡をしてもらうようお願いするなど、事前に連絡方法について打ち合わせしておくと良いでしょう。

ペットシッターを頼んだ後にするべきこと

ペットシッターを頼んだ後は報告書の提出してもらえば、またシッターが必要になったときに同じシッターに依頼するかどうかの指針になるのでおすすめです。また、優秀なシッターの場合は、短期間でもペットが信頼し懐くことが多いので、ペットとシッターの様子や距離感もチェックしたいところです。
 
信頼できるシッターがいれば、連日家を空けることに対する不安を減らすことができるので、とても頼りになります。冠婚葬祭などで急に家を空けなくてはならない、といった事態に備えるためにも、ペットシッターをお考えの方は、日頃から優良なシッター会社の情報を集めておきましょう。

ペット可、ペット共生型マンションとは

ペット可、ペット共生型マンションとは
「ペット共生型マンション」をご存知ですか? ペット共生型マンションとは、ペットと共に生活するために設計された専用のマンションのことです。
 
以前の日本の集合住宅は「ペットの飼育不可」という所が多く、マンションやアパートに住む場合、ペットとの生活を諦めなければならないというケースも少なくありませんでした。
 
しかし、近年はペットと共に生活をしたいというニーズが高まりを見せていることもあり、このペット共生型マンションの数は増えてきています。今回は、ペット共生型マンションの特徴やその設備などについてご説明したいと思います。

「ペット共生型マンション」と「ペット可住宅」の違い

「ペット共生型マンション」を知らないという方でも、「ペット可住宅」という言葉は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これらの住宅は、ペットと一緒に暮らすことができる住宅だということは、名前の響きからも想像ができると思いますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ペット共生型マンションとペット可物件についてご説明します。

ペット可住宅

ペット可住宅とは、住宅オーナーや管理会社によって、ペットの飼育が許可された住宅のことです。ペット可住宅の場合、建物自体は一般的なマンションやアパートなどの貸家なので、ペットの鳴き声や臭いに気を使う必要があります。
また、隣近所にペットを飼育していない住人も住んでいるので、動物が苦手な方に配慮して、共有部分ではペットを抱っこするか、ケージやペット用キャリーケースへ入れて移動するなど、細かな気遣いや工夫が必要となります。

ペット共生型マンション

ペット共生型マンションとは、ペットと共に生活するために設計された専用のマンションで、ペットと快適な暮らしが実現できる専用施設やサポートも充実しています。
ペットを飼うための住宅なので、近隣に住んでいる人もペットを飼っている場合がほとんどです。また、ペット共生型マンションでは、ペット可住宅では飼育が難しい大型犬や多頭飼いができるところも多くあります。
ペットを飼っていない人が周辺に住んでいる場合は、ペット可物件であってもペットの鳴き声や臭いなど気を使わなければならない点が多くありますが、お互い様ということで近隣トラブルになりにくいというメリットがあります。
 

ペット共生型マンションの共有部分の設備

ペット共生型のマンションは、共用部分にペット専用の設備が設置されていたり、壁や床が抗菌、消臭使用になっていたりと、ペット飼育を強く意識した設計となっています。
ペット共生型マンションに多く見られる共有部分の設備を一部ご紹介します。
 

ペット専用の足洗い場

散歩時などに汚れたペットの足を洗うことができる洗い場です。エントランス付近に設置されていることが多く、基本的な設備の一つです。

グルーミングルーム

ペットのグルーミング(毛や肌のケア)をする専用ルームです。飼い主がケアするだけでなく、トリマーを呼んで専門的なグルーミングをお願いできるケースもあります。

ドッグラン

マンションの敷地内や屋上にドッグランを設置しているマンションが増えています。屋外に散歩へ行く時間がないときなどに便利です。

汚物ダスト

ペットが散歩中に出した汚物を捨てるための専用ダストです。汚物を部屋まで持ち帰らなくて良いため、非常に便利な設備です。
 

ペット共生型マンションの室内(専有部分)の専用設備

次はペット共生型マンションに多く見られる室内の設備を一部ご紹介します。

ペット専用くぐり戸

ペットの室内移動を便利にする設備です。リビングからトイレの場所まで自由に行き来できるよう設計されているケースが多く見られます。

ペット対応クロス(壁紙)

ペット独特の臭いを緩和したり、キズや汚れがつきにくいよう加工されたペット飼育専用のクロスです。汚れてしまったという場合も、張り替えがしやすいなどの工夫がされていることが多いです。

ペット対応床材

通常のフローリングやクッションフロアは滑りやすいため、ペットの股関節にダメージを与えたり、転んで骨折を起こしてしまうという危険性があります。そのため、ペット共生型マンションでは、ペット用に滑りにくくキズがつきにくい床材を採用しているところが多くあります。

空気清浄機

ペット特有の臭い対策のために、専用の空気洗浄機やオゾン発生器を設置したマンションが増えてきています。また、空気清浄機はペットの抜け毛やホコリなどにも効果があります。
 
ペット共生型マンションは、ペットと共に快適に生活できるよう工夫が凝らされた専用住宅です。大切なペットと共に、豊かな生活を送りたいという方は、ペット共生型マンションを選ぶことをおすすめします。

ペットはどこに預ける?ペットシッター、ペットホテルの違い

ペットはどこに預ける?ペットシッター、ペットホテルの違い
ペットは家族と同じくらい大切な存在だと考えている方であれば、外出時、不在時にペットができるだけ寂しがらせないよう、しっかりとしたケアをしてあげたいと思いますよね。
 
そんなときに心強い味方となってくれるのが、ペットを預けることができるペットホテルとペットシッターです。
 
この2つは、似たようなサービスだというイメージをお持ちの方も多いようですが、実際のサービス内容は大きく違いがあります。
ここでは、ペットシッターとペットホテルの違いやそれぞれのメリットとデメリットについてご説明します。

ペットシッターとペットホテルとは

ペットシッター

ペットシッターとは、赤ちゃんの世話をするベビーシッターと同じように、ペットのためにシッターさんが自宅訪問してくれるサービスです。
シッターさんが指定した時間に自宅を訪問し、ペットの食事やトイレの世話、散歩などを飼い主の代わりにしてくれます。
 

ペットホテル

ペットホテルとは、ペットを預けることができる施設で、動物病院やトリミングサロン、ペットショップなどが運営を行っているケースが多く見られます。
基本的にはペットを一頭ずつケージへ入れて、個別に世話をするというスタイルですが、最近は、広い部屋に宿泊するペットを集めて一緒に世話するタイプや、人間が宿泊するような豪華なお部屋でペット1頭を世話するタイプなど、様々なプランを選べるようになってきました。
 

どんなサービスをしてくれるの?

ペットシッターサービスの特徴

ペットシッターの主なサービスは、飼い主の自宅へ訪問し、ペットの世話をすることです。通常は一時間単位でシッティングを依頼することが可能で、朝・昼・晩一回ずつなど、必要に応じて時間や回数を設定することができます。基本的には、食事やトイレ、散歩の代行などがサービスの対象となります。
 

ペットホテルの特徴

ペットホテルは、ペット宿泊専門の施設へペットを預けられるサービスです。ペットサロンや動物病院が運営していることが多いため、食事やトイレ、散歩の世話だけでなく、トリミングやペットマッサージなどを依頼が可能なこともあります。
最近はペットの送迎やトリミングなどのオプションが充実していたり、出張の際に利用がしやすいように、駅や空港に直結しているペットホテルなども増えてきていますので、ニーズに合わせて預ける場所を選ぶといいでしょう。
 

ペットシッターのメリット・デメリット

メリット

・自宅でお世話をしてくれるので、ペットがストレスや不安を感じづらい
・自宅へシッターが訪問するため、ペットの送迎が必要ない
・他の動物と一緒に世話をされないため、病気の感染を心配しなくてよい
 

デメリット

・シッターが帰ってしまった後に急病になったときなど、緊急時の対応が難しい
・医療行為に対応したサービス提供会社が少ない
・鍵を預けることになるため、セキュリティ面の不安を感じる場合がある
 

ペットホテルのメリット・デメリット

メリット

・一日中、ペットの面倒をみてもらうことができる
・動物病院やペットサロンが運営している場合、緊急時の対応がスムーズ
・様々なニーズに合わせてホテルを選択することができる
 

デメリット

・飼育環境が変化するため、ペットがストレスや不安を感じやすい
・ペットホテルの施設までの送迎が必要
・他の動物から病気を貰うなどのリスクがある
 
旅行や出張などで、ペットを残して家を空けなければいけない場合、大切な家族であるペットの世話はどうすれば良いか、悩んでしまいますよね。
ペットシッターやペットホテルは、そのような飼い主の悩みを解消するために生まれたサービスです。上手に利用して、ペットがストレスや不安なく過ごせる環境を用意してあげましょう。
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