2016年03月

犬のトイレのしつけ方

犬のトイレのしつけ方

犬は元々きれい好きな動物ですが、家の中の決められた場所でトイレを済ませるようにするには、子犬の頃からしっかりとトレーニングをする必要があります。

 そして、犬のトイレのしつけが成功するかどうかは、飼い主の姿勢に大きく左右されるものです。
 
そこで今回は、トイレのトレーニングをするときに押さえておきたいポイントなど、トイレのしつけ方についてご説明していきたいと思います。

トイレトレーニングはいつから始めたらいい?

子犬を飼う場合、生後2~3ヶ月で家に迎えるケースが多いですが、この時期の子犬は人間の年齢に換算すると1~2歳で、トイレトレーニングを始めるのに適した時期です。
 
この時期の子犬は学習能力が高く、様々なトレーニングや人との触れ合いを通して、人と暮らす上で必要となる習慣や考え方、ルールを身につけて行きます。
 
また、早めにトイレトレーニングを始めると、外出や散歩のトレーニングにも早い段階で開始できるというメリットがあります。飼い犬のトイレトレーニングは、家に来たその日から始めて問題ありません。
 

トイレトレーニングを始めましょう!

トイレトレーニングを成功させるには、事前にしっかりと手順を把握しておき、トレーニング環境を整えることが大切です。まずは、トイレトレーニングの手順をご紹介します。
 

STEP1:トレーニング用のトイレを設置する

トレーニング用のトイレは、子犬が安心して排泄できる場所を選ぶようにしましょう。部屋の中に設置する場合は、人がなるべく通らない部屋の隅に作るのがベストです。
 
トレーニング用のトイレの作成法は、以下の方法が基本です。
 
1.トイレの場所にしたい位置に防水シートや新聞紙を敷く
2.防水シートや新聞紙の上に、犬用のトイレシートを敷き詰める
3.犬用シーツをサークルで囲む
 

STEP2:トイレトレーニングの初期段階のポイント

トイレトレーニングの開始時は、犬にトイレの場所を教えることが重要となります。犬をよく観察し、床の臭いを嗅ぐ・そわそわするといった「トイレをしたい素振り」を見たら、すぐにトレーニング用のトイレに連れて行き、サークル内に入れてあげましょう。
 
また、サークルに犬を放した後は、様子を見守りながら「トイレ」などと声をかけます。こうすることで、犬は飼い主の声と排泄、そしてトイレの場所をセットで覚えることができます。所定の場所で上手にトイレができたら、よく褒めてあげましょう。
 

STEP3:自発的にトイレに行かせるためのポイント

犬がトイレの場所を覚えたら、サークルを一面ずつ外していき、犬が自分の意思で出入りできるようにしてあげましょう。
 
サークルを一面外した直後は、犬がトイレに行きたいというサインを出したとき、トレーニング用のトイレ位置まで連れて行きますが、犬が自分でトイレに向かう素振りを見せ始めたら、手助けするのを止めましょう。
 

STEP4:サークルを外してトイレをさせる時のポイント

サークルを外してもトレーニング用のトイレができるようになったら、今度は敷き詰めたトイレシーツの数を1枚ずつ減らしていきます。最終的にはシーツ1枚だけ残し、そこで排泄ができるようになったら本仕様のトイレトレイを設置してあげましょう。
 
このとき、オシッコの臭いがついたシーツをトイレトレイの上にのせると、臭いでトイレの場所を確認できるようになります。
 

STEP5:外出先でトイレトレーニングをする際のポイント

屋内でのトイレトレーニングの際、声かけをしっかり行っておけば、外出先でも問題なく排泄を行わせることができるようになります。
 
日頃使用しているペットシーツを外出先に持っていき、その上に犬を誘導し、いつもの声かけを行います。そうするとトイレの習慣が身についている犬は、屋外でも抵抗なく排泄することができます。
 
また、使用済みのペットシーツを持ち運ぶときに臭いが気になるなら、消臭剤やビニール袋などの消臭・防臭対策を十分に行って持っていきましょう。
 
 
トイレトレーニングで一番気をつけたいのが「失敗しても叱らない」ということです。2~3ヶ月の子犬は、人間でいうと1~2歳の赤ちゃん。失敗するのが当たり前なのです。失敗しても温かく見守り、成功したらしっかり褒めてあげることを心がけておきましょう。
 

猫のストレス解消のコツ

猫のストレス解消のコツ
初めて猫を飼い始めた方にとって、猫の気持ちを察するのは大変なもの。
 
知らぬ間にストレスを抱えていることも少なくありません。もしかすると、知らぬ間に猫がストレスを感じる環境を作ってしまっていたりしているかもしれません。
 
そこで今回は、猫のストレスの原因を知るとともに、どうすれば猫がストレスを感じずに済むのか、またどうすればストレスを解消できるのか、そのコツについてご紹介します。

猫のストレスの原因となるもの

猫は本来、単独行動を好む動物です。そのため、至近距離に私たち人間や他の動物が近づくのを嫌がります。これは猫同士であっても同じことです。猫によっては同居を嫌うものもおり、同居猫の存在がストレスになることもあります。2匹以上猫を飼う場合は、必ず先住猫が他の猫を迎えてもストレスにならないか、獣医師やしつけの先生などと相談した上で検討するようにしましょう。
 
また、猫は必要以上に触られたり、構われたりするのを嫌がる動物です。必要以上に構わず、猫が寄ってきた時にスキンシップを取ってあげましょう。また、人に触られることを嫌がる猫もいるので、できれば生後何カ月までの間にタッチトレーニングを行い、人間に触れられることをストレスと感じさせないようにすることが大切です。
 

部屋作りのポイント

猫は自分で居心地のいい場所を見つけます。できれば家の中を自由に歩き回れるよう、部屋の間のドアは開けておき、他の動物と適度な距離を取れるように配慮しておきましょう。猫が入ってほしくない場所は、物を置いて入れないようにするなどの対応を忘れずに。
 
また、ケージを置く場合は、エアコンの風や直射日光が当たらない場所に置くようにしましょう。猫は外敵から身を守るために、壁と体の距離が狭く、薄暗い場所を好みます。
 
こうした点を配慮して、ケージなどの猫が過ごすスペースは、できるだけ部屋の隅に作るのがおすすめです。とはいえ、猫はひなたぼっこも大好き。できればひなたぼっこができるスペースを確保しておきましょう。
 
また、猫はトイレと食事の場所を別にする動物ですので、家でも別々の場所に設置してあげましょう。意外と忘れがちなのがニオイです。猫は芳香剤や香水のニオイを嫌がるほか、アロマオイルについては中毒症状を引き起こすことがありますので、できるだけ使用は控えるようにしましょう。
 

猫との遊び方のポイント

猫は本能的に、遊ぶことが大好きな動物です。ですから普段の遊びを通して、猫のストレス解消を図ることはとても大切です。猫はねこじゃらしやボール、おもちゃのマウスや音の鳴るものに反応しますから、こうした物を利用して、猫と遊んであげましょう。
 
ただし、猫は遊んでほしい時に、自分から人間に近寄っていきます。人間から離れている時に、無理に遊びに誘うと、逆にストレスを感じてしまうことがあるので注意しましょう。また、ぬいぐるみなどは誤飲の心配があるので、おもちゃが壊れていないか、欠けている部分はないかなど、管理はしっかり行いましょう。
 

抱っことなで方のポイント

猫は本来、あまり触れられるのを好まない動物です。しかし、冒頭でご紹介したとおり、猫の社会化期にタッチトレーニングを行っておけば、成猫になっても猫が寄ってきた時に、体をマッサージしてあげたり、スキンシップをとることでストレスを解消できることがあります。
 
猫は足先やお腹などを触られるのを嫌がります。そのため、タッチトレーニングは首、耳、マズル、鼻…と頭の方から慣らしていきましょう。こうした箇所を触っても、猫が拒否しないようであれば、足先やお腹、しっぽなどを触り、人が触れても嫌がらないようにトレーニングしておきましょう。
 
 
猫によっても性格がありますので、必ずしもすべての猫が上記に当てはまるわけではありません。猫の性格や行動を見ながら、どういった行動が猫のストレス解消につながるのかを考えて行うことが大切です。今からでも遅くありませんので、ぜひ実践してみてくださいね。
 

失敗から学ぶ猫のトイレのしつけ方



「猫を初めて飼う上で心配なことは?」――そう聞いた時、よく挙げられるのがトイレです。
 
犬の場合、室内トイレのしつけが難しい子もいるので、こういった心配をされる方が多いのかもしれませんが、実は猫のトイレのしつけは、犬に比べて簡単だと言われています。
 
しかし、簡単だからといって安心するのはNGです。そこで今回は、知っておきたい猫のトイレの基本と、そのしつけ方についてご紹介します。

猫のトイレの基本

まず子猫の頃からトイレのしつけをしっかり行っておくことはとても大切です。何より猫のトイレの基本を知っておかないと、せっかく猫がトイレの場所を覚えても、その後さまざまな理由でトイレを使わなくなってしまうからです。
 
猫はきれい好きな動物。そのため、トイレの近くに食事場があることを嫌います。食事の場所とトイレの場所は必ず離しておきましょう。また、トイレが清潔な状態に保たれていない場合、猫はトイレを使わなくなることがあります。猫によっては排泄物が残っていると、それが例え1回分であったとしても、その場所ではトイレをしないという子もいます。猫のトイレは清潔に保つよう心がけましょう。
 
トイレをしている間は、猫はどうしても無防備になりがちです。そのため、落ち着いてトイレができる環境を好みます。トイレは部屋の隅に設置するよう心がけるほか、猫がトイレをしている間は、呼びかけたり大きな音を立てたりして、猫を驚かせないようにしましょう。
 
猫が「ここは安心してトイレができる場所ではない」と判断してしまうと、粗相の原因になったり、トイレを我慢して膀胱炎になってしまうこともあります。もし猫がトイレをしなくなったら、トイレの設置場所を変えてみましょう。
 

猫のトイレグッズの選び方

猫のトイレを用意する際に知っておきたいのが、トイレの形状の種類、そして猫砂の種類です。猫のトイレの形状は多種多様ですが、その中でも一般的なものが、「ハーフ型」、「ドーム型」などです。
 
出入りする箇所以外の壁面が高くなっているものをハーフ型、トイレ全体が見えなくなっているものをドーム型です。ドーム型の場合、猫がドーム型に体が触れるのを嫌がることもありますので、猫の性格にあったものを選ぶようにしましょう。
 
猫砂にも木くずやゼオライト、おからなど、さまざまなものがあります。それぞれ性質が異なりますが、大切なのは、猫が気に入った砂を利用するということです。どうしても猫がその砂を気に入らないようであれば猫砂を変えてみて、どの猫砂が愛猫に合っているのか様子を見てみましょう。
 

猫のトイレのしつけ方の基本とは

家に迎える際、すでにトイレのしつけが終わっている猫であれば、前に使用していたトイレやその猫砂をもらうと、新しい家でもスムーズにトイレができます。トイレをもらうのはちょっと…と言う場合は、猫砂をひとつかみだけ分けてもらい、家の猫砂に混ぜておけば、比較的すぐにトイレを覚えるようになります。
 
一方でトイレトレーニングが終わっていない子猫の場合、初めは複数のトイレを用意しておくのがおすすめ。猫はトイレ前になると、地面を引っ掻いたり嗅いだりするなど、決まった行動を取ることが多いので、こうした行動を見せ始めたら、猫を抱き上げてトイレまで連れて行きます。万一途中でトイレが始まってしまった時も、怒らずにトイレに連れて行きましょう。
 

失敗から学ぶトイレのしつけのポイント

粗相をしてしまった場所にはニオイがついてしまいますので、しっかり洗ったり、消臭対策をしておきましょう。例え粗相だとしても、トイレ中に怒鳴ったりすると、猫が人前でトイレをしなくなったり、トイレを我慢して膀胱炎になってしまうこともあります。粗相をした場合も怒鳴ったり叩いたりせず、トイレの場所に連れて行き、優しく教えることが大切です。
 
猫がトイレをしない原因は、意外と人間側にあるもの。どうしても原因がわからない場合は、一度獣医師に相談してみるのもよいでしょう。
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