2020年03月

ヒゲの向きで猫の気持ちがわかる?猫のヒゲの秘密とは

ヒゲの向きで猫の気持ちがわかる?猫のヒゲの秘密とは

猫のヒゲの向きで猫の気持ちがわかるって、ご存知でしたか?センサーの役目をもっている猫のヒゲ。とても大切なので、昔から猫のひげを切ってはいけないと言われています。ヒゲの向きでわかる猫の気持ちや、ヒゲのいろいろな役割をご紹介します。

猫のヒゲは全部で50本、足にもヒゲがある!

猫のヒゲというと口元にあるヒゲを思い浮かべますが、ヒゲはこれだけではありません。目の上、頬の横、そして口の下にもヒゲが生えています。口元のヒゲはだいたい24本、すべて合わせると50本にもなります。

それぞれのヒゲの正確な名称は、目の上の毛が「上毛」または「眉上毛」、頬の横に生えているヒゲが「頬骨毛」、そして口元のヒゲは「上唇毛」といいます。「上唇毛」の少し上にある1,2本の毛が「口角毛」、口の下にある毛が「下唇毛」と言います。「下唇毛」は短いので、やや見つけづらいかもしれません。さらにヒゲが生えているのは顔だけではありません。前足の内側の、ちょうど曲がる当たりにも数本の毛が生えています。

猫のヒゲの向きに注目「今どんな気持ち?」

猫の口元に生えている立派なヒゲ。よく観察していると、前の方に向いたり、後ろに反ったりしています。さらに上を向いたり、またあるときは下の方にダランと垂れたりとさまざまな方向に動いています。

何か気になるものを見つけたときは、ヒゲがぐっと前に向きます。猫はひげを前に出すことで、気になるものとの距離をはかり、情報収集をしています。もしこのとき気になるものが苦手な人だったりよその怖い猫だったりすると、ひげを頬につけるように後ろにそらし、防御や警戒態勢モードに入ります。

下の方にヒゲがダランと下がっているときは、リラックスしているときです。このときの猫は表情もおだやかで、のんびりしているはず。仲良しの同居猫や飼い主さんと楽しく遊んでいるときは、ヒゲは上を向いています。おもちゃに飛びかかろうと夢中になっている場合は、前の方に向くこともあります。

猫のヒゲの役割①「周囲の広さを感じ取る」

猫のヒゲは、気持ちや感情を表すだけではありません。ヒゲの先に触れるものを敏感に感じ取ることで、広さを感知することができます。口の横のヒゲ「上唇毛」だけでなく、「口角毛」「下唇毛」も巧みに使って、周囲の広さを感じ取ります。そのため猫は狭い場所でも周囲にぶつからず、すんなり通り抜けることができます。

猫のヒゲの役割②「気流を探知する」

猫は空気のわずかな流れも、ヒゲでキャッチすることができます。例えば暗闇の中で、ネズミが動いて生じた空気のわずかな乱れをヒゲで感じとります。その空気の乱れから、ネズミがどこにいるか、どのくらい離れているかが猫にはわかります。そのため周囲が暗くても、猫はネズミを確実に捕らえることができます。

猫のヒゲの役割③「獲物の状態を確認する」

猫がネズミを捕らえ口にくわえると、ヒゲでネズミを包み込むようにしてネズミの状況を確認します。ネズミが生きているかどうか、そして急所がどこであるかを察知し、ひと噛みで外すことなく仕留めてしまいます。前足にあるヒゲも、獲物の動きを感知する働きをしていると考えられています。

ヒゲに損傷がある猫は、ネズミの状況がしっかり捕らえることができないため正確に仕留めることは難しくなります。

ヒゲは切ったり抜いたりしないで

猫のヒゲを切ったり、抜いたりすることはしないでください。薄暗いところでも、周りの状況を察知することができ、狭い場所も通り抜けることができるのはヒゲがあるからです。大切なヒゲがなくなったら、猫は暗闇で周りのことがわからなくなり、狭い場所も通り抜けることができなくなります。

また猫のヒゲは、普通の毛の3倍の深さで埋まっています。その周囲には神経がはりめぐらされていて、ヒゲから得た情報を脳に伝えています。敏感な場所なので、決して無理に抜いたり、引っ張ったりしないようにしましょう。

大変敏感なヒゲですが、温度に対するセンサーはありません。そのためストーブなどの暖房器具に猫が近づきすぎて、ヒゲの先がついて縮れてしまっても気づかないことがよくあります。冬、ストーブを使うご家庭では、猫が近づきすぎていないか注意してあげてください。

何もしていないのにたくさんヒゲが抜けてしまった、突然ヒゲが短くなってしまったというときは、何らかの病気にかかっているかもしれません。かかりつけの動物病院に相談しましょう。

抜けたヒゲをもし拾ったら

ヒゲは人が抜いたり手入れをしたりする必要がなく、半年に1度自然に生え変わります。もし自然に抜け落ちたヒゲを手に入れたらとてもラッキーです。猫のヒゲは縁起物で、お財布に入れると、金運が良くなると昔から言われています。拾ったら大切に保管しておくといいことがあるかもしれません。

大切なセンサーであり、気持ちも表す猫のヒゲ。遊んでいるときや窓の外を見つめているときなど、ひげはどんな向きをしているかな?どんな気持ちなのかな?と猫のヒゲを観察してみてください。

 

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愛犬と一緒に雨の日も楽しく散歩!快適に過ごすコツと注意点

愛犬と一緒に雨の日も楽しく散歩!快適に過ごすコツと注意点

雨が降っていても、散歩が大好きな犬は多くいます。とはいえ犬はびしょ濡れになりますし、家に帰ってからのお手入れも大変。飼い主さんとしては少々気が重いのですが、犬の喜ぶ姿を見ると頑張って行こうと思ってしまいますよね。運動することで、犬のストレス解消にもなるので、台風や豪雨など危険のない雨天なら散歩に出かけましょう。雨の日の散歩を楽しく、快適にするコツや注意点をお伝えします。

散歩大好きな犬はレインコートで濡れるのを防止!

犬にレインコートを着させると、被毛が濡れるのを防ぐことができます。かわいい模様やカラーのレインコートが豊富に売られているので、選ぶのも楽しみではないでしょうか。目立つ色を選ぶと、雨で薄暗い日でも、犬が車から目につきやすいというメリットがあります。夏の暑い日は、体温が上がりすぎることもあるので通気性のよいレインコートを選ぶか、無理に着させないでください。

レインコートには少しずつ慣れさせる

買ってきたレインコートはいきなり犬に着させるのではなく、少しずつ慣れさせることがポイントです。服を着慣れた犬でも、動くたびカサカサ音がすることや、素材の感触が違うことで戸惑うことがあります。

最初はレインコートを見せて、ほめながら好きなおやつを与えます。このときレインコートの匂いを嗅いだらほめてあげましょう。軽く羽織ることができたらほめる、ボタンを留めても大丈夫だったらほめる、最終的にレインコートを着たままでいられたらほめると徐々にステップアップしていくといいでしょう。おやつも上手に使ってください。ただしいやがったらすぐに中止し、無理強いはしないようにします。

すっぽり覆うタイプで、雨から守る

背中はもちろんお腹や頭、足もすっぽり覆ってくれるタイプは、濡れる部分も少なくなり家に帰ってからのお手入れも楽です。ただ着させたり脱がせたりする手間がかかります。またすっぽり体を覆われることを嫌う犬もいます。

ポンチョタイプは初心者におすすめ

上から体にマントやポンチョのように犬の体にかけて、ボタンを留めるだけのレインコートもあります。これなら着させるのも脱がせるにも楽ですし、犬の抵抗も少なめです。レインコート初心者はこのタイプから始めてもいいですね。

エプロンタイプでお腹をガード

お腹から首あたりまでを覆う、エプロンタイプのレインコートもあります。お腹は歩いているうちに、水や泥が跳ねて汚れやすいところです。特に雨でも草むらに入るのが好きな犬は、気づくとお腹がびしょぬれになっていることがあります。乾かすのに手間がかかるお腹だけでもガードすると、お手入れも楽になります。

飼い主さんもレインコートがおすすめ

飼い主さんは片手に犬のリード、片手に傘と両手がふさがってしまいます。そこに排泄物をとる袋やお水なども持っていると、歩きづらいばかりか転んでケガをする可能性も高くなります。飼い主さんもレインコートを着ていると、リードのハンドリングもしやすく安全に散歩ができます。

傷つきやすい肉球にはシューズを

雨で濡れた道を歩いているうちに、肉球はふやけてしまいます。ふやけた肉球は傷つきやすく、道端の石を踏んで傷が付いてしまう可能性もあります。石やガラスなどのゴミが落ちているような場所は、なるべく避けるようにしましょう。安心して歩くためには、犬用のシューズを履かせるのもおすすめです。滑り止めが付いた靴は、足の筋力が低下しているシニア犬の滑り止めにもなります。

みずたまりにはご用心!遊ばせない・飲ませない

水たまりをざぶざぶ歩いて楽しむ犬もいるかもしれません。一見なにもなさそうな水たまりですが、実は感染症の原因となる可能性があります。特にレプトスピラという細菌は、感染した動物の尿に含まれるため、水たまりが汚染されている危険もあります。水たまりに入らせたり、飲ませたりしないようにしましょう。混合ワクチンを接種しておくことも重要です。

被毛や皮膚はそのままにせずしっかり乾かす

家に帰ったら、バスタオルで犬の被毛を拭いて水分を取り除きます。特に皮膚が弱い犬は、濡れたままにしないよう気を付けてください。またヨークシャーテリアやパピヨン、フレンチブルドッグなどシングルコートの犬は、被毛だけでなく皮膚まで濡れてしまうのでていねいに乾かしてあげましょう。柴犬、ダックスフント、ポメラニアンなどダブルコートの犬は、皮膚まではなかなか濡れませんが、被毛はしっかり乾かしてあげましょう。

犬によっては、耳の中まで濡れていることがあります。そのままにしていると蒸れてしまうので、タオルで耳の中をやさしく拭き取ってあげましょう。綿棒でのお手入れは危険なので、やらないようにしてください。

靴を履いていない犬の肉球は、傷などがないか確認してあげましょう。指の間に泥汚れやゴミがついていることもあるので、水で洗っておくと安心です。

雨の日の散歩は、レインコートを着させたり、被毛や身体を拭いたりと犬と触れ合うことがいつもより多くなります。そう思うとちょっと憂うつな雨の日でも、飼い主さんも犬も楽しくなるかもしれません。

 

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