2020年12月

猫のデンタルケアで歯周病予防を!

猫のデンタルケアで歯周病予防を!

愛猫のデンタルケア、できていますか?かなり苦戦している方が多いのではないでしょうか。猫にも歯周病があります。歯周病を放っておくと、口の中はもちろん全身の病気の原因となる危険が高くなります。お口が気になる愛猫はまずは動物病院に行きましょう。トラブルのない愛猫も、今日からさっそくデンタルケアを始めましょう。

歯周病とは

人間の病気というイメージが強い歯周病ですが、猫も犬もかかります。特に猫は歯周病になりやすいと言われ、3歳を過ぎるとかなり多くの猫が歯周病になりかけています。

歯周病は歯垢や歯石についた細菌が増殖することで、歯周組織や歯肉に炎症が生じます。歯の汚れのほかにも、感染症や慢性の病気にかかって免疫が低下している猫は、歯周病になりやすいようです。

歯周病のトラブルは口の中にとどまりません。血流にのって細菌が全身にいってしまうことがあります。そうなると、肝臓や腎臓、心臓にまで悪影響を及ぼし、重い病気の原因になることも。愛猫のためにも次のような症状が見られたら、まずは動物病院に連れて行きましょう。

口臭・よだれに注意

歯周病などトラブルが起こっているサインとしてわかりやすいのが、「口臭」です。口の中に痛みがある場合、よだれも出やすくなります。口の周りが汚れている、濡れているというときは要注意です。ベッドがよだれで濡れていることもあります。

歯がグラグラしている

歯周病が進行すると、歯周の組織が弱って歯をしっかり支えられなくなります。

食欲がない

歯周病が進行することで、痛みが生じると食欲がなくなりがちです。また食欲がある場合でも、ドライフードが噛めなくなってうまく食べられないこともあります。ふやかすかウエットフードを食べさせてあげましょう。

くしゃみや鼻水も?

意外ですが、くしゃみや鼻水も歯周病の症状として出ることがあります。鼻の中まで炎症が広がるためです。

歯みがきをしよう

「早く磨かなくては」とあせってしまうかもしれませんが、一度嫌がられてしまうとなかなか大変です。歯ブラシを見たとたん、高いところに逃げられたり、噛まれたりしてしまうかもしれません。焦らずに少しずつ進めて行きましょう。

まずはお口のタッチから

もともと口を触られるのが嫌いな猫も多いかもしれません。やさしく一瞬タッチしてすぐに終わらせます。あまり嫌がらなければ、ちょっとだけ唇をめくってみましょう。

おいしいウエットフードやおやつをつかう

とっておきの愛猫の大好きなおやつを利用すると、やりやすいでしょう。そのおやつを与えるのは歯みがきタイムと決めておくと、がんばってくれる可能性も高くなります。

触っても抵抗しなくなったら

次は愛猫の歯や歯ぐきを触ってみましょう。指にウエットフードや液状のおやつを塗っておくと、あまり抵抗しません。猫用のおいしい味がする歯みがき粉を利用するのもおすすめです。このとき、指を噛まれないように十分注意してください。嫌がるそぶりを見せたら、すぐにストップします。

いつも歯ブラシを置いておく

愛猫の歯ブラシを、いつも目に付くところに置いておきましょう。いきなり歯ブラシを見せるよりも抵抗が減らすことができます。匂いを嗅いだり、触ったりしていたら、やさしくほめてあげましょう。

歯を触れるようになったら

指で歯を触れるようになったら、歯ブラシを一瞬歯に当てます。くれぐれもゴシゴシこすらないようにしてください。歯ブラシにおいしい味のものをつけておくといいでしょう。

犬歯(尖った大きな歯)が一番当てやすいので、抵抗しないようなら少しだけ磨いててみてください。歯と歯茎の間に汚れが付きやすいので、ちょっとこすってみます。嫌がったらすぐにやめましょう。

奥歯は汚れが溜まりやすい部分です。もしここまで順調に来たら、奥歯も当てるところから始めて、ちょっとずつ磨いてみましょう。

どうしてもだめならガーゼやスプレーを

ただし、どうしてもやらせてくれない愛猫もいるでしょう。激しく暴れると危険なので無理は禁物です。猫用の歯を拭くガーゼを使って、少しでも汚れを落としてあげましょう。それでもダメな場合は、液体歯みがきやスプレーなどを使います。使い方がわからない、不安だという場合は、動物病院を受診しましょう。

スケーラーは使わない

スケーラーは使わないでください。歯垢や歯石取り用に、スケーラー(先端がとがったステンレス製の歯のお手入れ道具)が販売されています。スケーラーはとがっているため、歯ぐきなどに傷をつける危険が高く、飼い主さんが使うのは大変危険です。

動物病院で定期的にチェック

うまく磨けたとしても、汚れがとれていないことがあります。歯の汚れ具合や、歯周病チェックのためにも、動物病院で定期的なチェックをしましょう。口臭やよだれが心配な飼い主さんも、まだ大丈夫という飼い主さんも獣医師にお口のチェックをしてもらってください。愛猫が元気で長生きするためにも、デンタルケアはしっかり行いましょう。

 

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愛犬のケガ予防!おうちのなかの安全を確認しよう

愛犬のケガ予防!おうちのなかの安全を確認しよう

家の中ではしゃいだり、くつろいだりする愛犬の姿を見るのはうれしいですよね。でも家の中は犬にとって安全ですか?危険な場所はありませんか?思いがけないケガやトラブルを防止するためにも、本当に安全かどうか犬の目線になって確認してみましょう。

床は滑りませんか?

フローリングで犬が滑っていないかチェックしましょう。若い犬の場合は、家の中で走り回ってフローリングで滑る危険があります。高齢になると筋力が弱って踏ん張ることができず、足が滑りがちです。どちらも関節を傷めてケガをする危険があるので、滑りにくいカーペットを敷いてあげましょう。

タイルタイプの洗濯可能なペット用カーペットは、汚れた部分だけ洗うことができて便利です。カーペットが敷けない場合は、犬が舐めても安全な滑り止めワックスなどを塗っておきましょう。

階段など段差は大丈夫?

家の中の急な階段や高さのある玄関は、落下したり飛び降りたりしたときにケガをする危険性が高くなります。階段用の滑り止めカーペットを敷くか、階段を上り下りできないようにガードを取り付けましょう。ジャンプ力のある犬は、飛び越えることができることもあるので気を付けてください。高さのある玄関には、ステップを置くと安心です。

愛犬の顏の高さに障害物はありませんか?

見落としやすいのが、愛犬の目の高さにあるいすやローテーブルの角などの家具、観葉植物などです。ぶつかったときに目をケガしてしまう危険があります。犬の高さにかがんで、危ない箇所はないか確認しましょう。

目が少し出ているタイプのパグやチワワ、シーズーなどの犬種は特に注意が必要です。また高齢で目がよく見えなくなっている子、認知症になっている子もぶつかる危険が高まります。緩衝材などを付けて、ぶつかっても危険のないようにしましょう。庭で遊ばせるおうちでは、尖った枝や固い葉がないかチェックします。危険があった場合は、剪定しておきましょう。

齧るの大好きな愛犬はコードを片付けて

なんでもカミカミしてしまう子は、電気コードが危険です。特に歯がムズムズする子犬は、ほどよい柔らかさである電気コードを噛みたがることがあります。カバーを付けるなどして、予防しましょう。

噛むと苦い味のする、ペット誤飲用カバーも販売されています。また犬の嫌いな味のする、ペット用誤飲防止スプレーを塗っておくのもいいですね。

ゴミ箱にはフタが付いていますか?

ゴミ箱はフタができて、しかも簡単に開けられないものがおすすめです。犬は好奇心旺盛な動物。おいしそうなおやつが入っていた袋、食べ残しなどをゴミ箱に捨てているのを見ると、誰もいないのを見計らってゴミ箱チェックをするかもしれません。

また犬が食べると危険な食品が捨てられている可能性があります。玉ねぎの皮やぶどうの皮、チョコレート、鶏の骨、焼き鳥の串など、犬が食べると危険なものはたくさん。十分気を付けてあげましょう。

テーブルや棚の上は大丈夫?

テーブルの上にあるから大丈夫、と思っていても油断はできません。ジャンプしたり、いすを使ったりと犬がテーブルに届いてしまうことがあります。特におやつや食べ残しなどがあるときは要注意です。お酒やコーヒーなどの飲み物も犬にとっては危険なもの。人間用の薬や電池も、犬が届かない場所にしっかり片づけておきましょう。

料理中はサークルに!

お料理中の愛犬はどう過ごしていますか?お料理をする飼い主さんの足元にいると、思いがけないトラブルが生じやすくなります。床に落ちた玉ねぎを食べてしまう、熱いお湯をこぼしてしまう、飼い主さんが犬をよけようとして転んでしまうなどどれも危険なことばかり。刃物や火を使うことの多い料理中は、サークルやケージで待っていてもらいましょう。

愛犬のベッドの周囲に大きな家具は?

万が一、大きな地震が起きたときのことも考えておきましょう。愛犬が眠るベッドの周りには、背の高い家具がありませんか?なるべく家具のない部屋で眠るのが理想的ですが、そうもいかない場合もあります。家具の転倒防止グッズを取り付けたり、扉が開かないようにしたりしておきましょう。ガラスが近くにある場合は、飛散防止フィルムを貼っておくと安心ですね。

玄関からの飛び出しにも注意

元気いっぱいの子や早く散歩に行きたい子の場合など、玄関ドアが開いたとたん、飛び出してしまうことがあります。迷子になったり、事故にあったりする危険があるので、玄関にはゲートを付けておくといいでしょう。工事が不要な、突っ張り棒タイプや置くだけタイプもあるので、家の状況や愛犬の大きさや性格で選んでください。ベランダやサッシの窓にも付けておくと安心です。

定期的に家の中の安全チェックを!

一見安全に見える家の中も、よく見渡すと犬にとっては危険な場所やモノがあります。犬の目線になって、周囲を見渡してみると、今まで気づかなかった危険な箇所を見つけることができますよ。犬はとても好奇心旺盛で、飼い主さんのことをよく見ています。飼い主さんが何気なくテーブルの上におやつを置いたことも見ているかもしれません。定期的に安全チェックをして、犬を危険から守ってあげましょう。

 

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