2021年04月09日

犬の留守番 吠えない、寂しがらない、いたずらしない

犬の留守番 吠えない、寂しがらない、いたずらしない

日中仕事に行く、買い物に出かけるなどで、愛犬に留守番をさせることがありますよね。家に帰ってきたら、いたずらでクッションがボロボロになっていた、ずっと吠えていたと近所の人に言われた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

飼い主さんは留守番中の愛犬が心配、愛犬も留守番が苦痛となると、出かけるのもままならなくなります。愛犬の留守番が苦痛にならないコツを解説します。

犬は群れで過ごす生き物

犬はもともと群れで生活する生き物。飼い主さんやその家族は、犬にとって群れの一員ですからいきなり一匹になって不安になるのも無理はありません。しかし四六時中愛犬と過ごすわけにもいきまんよね。

犬は飼い主さんたちが、「ちゃんと帰ってくる」ことがわかれば安心して待っていることができます。犬がよく活動する時間は朝と夕方。昼間は寝ているか、ぼんやりしている動物です。留守番中に犬が夢中になれる楽しみがあれば、いたずらしたり吠えたりすることもなく過ごせるでしょう。

留守番が苦痛にならないコツ

犬が留守番中に何かに夢中になり、そのあと寝てしまえば、いたずらや無駄吠えを防ぐことができます。それには、事前に運動をさせておくことと、退屈にならないようにすることです。

留守番前は運動を

留守番の前は、散歩で運動をたっぷりさせておきましょう。ストレス解消にもなります。ただ歩くだけでなく、公園で犬と引っ張りっこなどゲームをして遊ぶのもおすすめです。いつもと違うコースを歩くなど、刺激を与えるのもいいですね。

おもちゃにおやつやフードを

犬は食べることが好きですから、おやつを置いて出かける飼い主さんは多いでしょう。ただそのままおやつを与えても、あっという間に食べてしまいますよね。遊びながら夢中になって食べられるよう、ゴム製の食べ物を入れられるおもちゃを利用します。

専用のペーストも販売されているので、中に好きな味を塗るとよろこぶでしょう。おやつを詰めたら、簡単に食べられないように、固めの犬用ビスケットでふたをします。中のおやつを食べようと夢中になって、そのうち疲れて寝てしまいます。おもちゃは犬の体の大きさに合ったものを使用してください。

パターンを読まれない工夫

犬は飼い主さんの行動をよく観察しています。そのため、「あのバッグを持ったら出かけるぞ」とか、「帽子をかぶると出かけるぞ」と飼い主さんの出かける行動パターンを把握してしまうことがあります。

そうすると「また留守番だ」とそれだけでソワソワしてしまうことも。その対策として、行動パターンを読まれない工夫をしましょう。

「バッグを持っても出かけない」「出かけたと思ったらまたすぐ戻ってくる」「帽子をかぶって家にいる」などやってみてください。

留守番の注意点

飼い主さんが良かれと思ってやっていることが、逆効果のこともあります。また留守番の犬の安全には十分気をくばりましょう。

ごめんね!行ってくるね!など声をかけないで

「かわいいうちの子を置いて出かけるなんて、かわいそう、ゴメンね」と言って出かけていませんか?これは、犬に不安を与えるだけです。いつもと同じように接してください。声もかける必要はありません。帰宅後も「ごめんね、寂しかったね」など慰めず、愛犬が落ち着いてから、かわいがってあげましょう。

カミナリがなりそうな日はカーテンを閉めて

留守番中にカミナリがなると、犬は不安になります。カミナリが多いシーズンや、予報が出ているときは、雨戸やカーテンを閉めておきます。音楽やラジオをかけておくのもいいでしょう。

サークルに入れておく

ゴミ箱をあさる癖がある愛犬、クッションを噛んでバラバラにするのが好きな愛犬。誤飲誤食の元です。サークルに入れておきましょう。さらにその中にクレートを入れて、安心して眠れるようにしておきます。広いサークルなら、トイレを置いておくと安心ですね。
自由じゃなくてかわいそうと思いがちですが、犬は狭くて暗い場所があるほうが落ち着きます。

フードと水を用意

おもちゃにフードを入れておくだけでは、足りなくなりそうな場合は、自動給餌器などを置いて食べられるようにしておきましょう。お水はたっぷり入れておいてください。ひっくり返さないよう安定した食器に入れておきます。2ヶ所くらいあると安心です。

室温調節に注意

室温調節は重要です。夏は必ず冷房を入れ、熱中症対策をしてください。またひんやりするマットを敷いておくなどもいいでしょう。冬も暖房を入れ、温かいベッドを用意してください。

子犬の留守番は避けて

食事の時間が頻回な子犬や、離乳食を食べている子犬は、長時間の留守番には向いていません。誰かが面倒をみる体制を整えてください。どうしてもという場合は、ペットシッターさんに来てもらう、動物病院やペットホテルに預けるようにしましょう。

宿泊の場合は預ける

宿泊する場合は、留守番時間が長すぎ危険です。子犬の場合と同様、ペットシッターさんに来てもらったり、動物病院やペットホテルに預けたりしてください。

次のような場合は相談を

留守番中に、前足など体の同じところをずっと舐める、下痢や嘔吐をしてしまう、興奮しすぎる、などがあったら獣医師に相談しましょう。他にも気になることがあったら、相談するようにします。

帰宅後はたくさん触れ合って

飼い主さんが帰宅後、犬が落ち着いたら、たくさん触れ合いましょう。外に連れ出さなくても、ちょっとしたゲームでもマッサージでも大丈夫です。絆がしっかり深まれば、留守番も負担にならなくなりますよ。

 

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