2021年12月

犬を抱っこに慣れさせよう!診察や緊急時も安心

犬を抱っこに慣れさせよう!診察や緊急時も安心

目次
  1. 犬を抱っこに慣れさせるメリット
  2. 抱っこに慣れさせるコツ
  3. 抱っこの注意点「こんな抱っこはNG」
  4. グッズを利用する
  5. まとめ

愛犬は抱っこを嫌がりますか?抱き上げようとすると、ジタバタ暴れて抱っこなんてできないといる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。基本的に、犬は抱っこのような拘束が苦手なので、ある意味嫌がるのも当然です。

しかし抱っこ慣れさせると、犬にとっても人にとってもメリットがたくさん。この記事では、犬を抱っこに慣れされるメリットとコツを解説します。

犬を抱っこに慣れさせるメリット

犬が抱っこに慣れていると、次のようなメリットがあります。

お手入れがしやすい

抱っこをした状態でマッサージや爪切りなどができるため、お手入れがしやすくなります。お口や目のチェックなどもスムーズです。

診察台に乗せやすい

動物病院の診察台に乗せやすくなります。診察台に乗せる際は、どうしても抱っこが必要です。しかし、ここで苦労している飼い主さんは多いのではないでしょうか。動物病院での緊張も加わって、嫌な抱っこをされることで大暴れする子もいます。
しかし、すんなり抱っこができると、診察もスムーズ。抱っこになれていると、飼い主さんの体温を感じて安心するメリットもあります。

危険な状態を回避できる

散歩中など、外出先での予想外の危険を回避しやすくなります。例えば「道路にガラスの破片が飛び散っていた」「狭い道で、車や自転車が来た」ときも抱っこができれば安心です。
とくに災害発生時は、とっさに抱っこして逃げなくてはいけないときもあります。避難場所で、抱っこして待機するときも安心です。

トラブル予防

公園で遊ばせているときなど、ほかの犬や、犬が苦手な人とのトラブル予防にもなります。ペット可の賃貸住宅などでは、公共のスペースの移動は抱っこが必要な場合が多いようです。

ペット可のお店に入りやすい

最近は、ペットも一緒に入れるお店が増えています。その場合も、抱っこで入店すれば迷惑をかける心配もありません。

抱っこに慣れさせるコツ

抱っこの練習は少しずつ慣れさせましょう。抱っこが苦手な愛犬をいきなり抱きかかえても、ますます嫌がってしまいます。飼い主さんも腰を傷める可能性があるので、気を付けてください。
好きなおやつやフードがあると、練習しやすくなります。食べさせ過ぎないように、量を調節してください。

小型犬

飼い主さんは膝をついた状態で、犬のお腹の下に手を入れます。犬はリードをつけた首輪かハーネスを装着しておきましょう。

飼い主さんは手を大きめに開いて、犬の胸の下を支えます。もう片方の手で、お尻を支えると安定します。犬が落ち着くように、身体を抱き寄せてあげましょう。静かにできたら、ほめてごほうびをあげてください。

犬が慣れてきたら、立ち上がってみましょう。首輪やハーネスに指をかけておくと、犬が暴れても落とさないですみます。

中型犬・大型犬

重いので、飼い主さんの腰などに負担をかけないよう気を付けてください。

①飼い主さんは、犬のサイドで膝を立てた状態になります。
②前足の後ろに片手を差し入れて胸を抱え、もう一方の手でお尻を支えます。
③飼い主さんは、片膝になって前かがみになった姿勢を正してください。

①から③までを何度か繰り返し、抱っこに慣れてきたら立ち上がってみましょう。犬の身体と密着させると安定します。

超大型犬は無理をする必要はありません。動物病院の診察では、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

抱っこの注意点「こんな抱っこはNG」

犬を後ろ足で立たせ、前足の付け根を持って抱きかかえる方法は、犬が腰を傷める恐れがあります。とくに、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ミニチュアダックスフンドなど胴が長く、足が短い犬種はヘルニアになりやすいので要注意です。

犬が立ち上がって抱っこをせがんでも、いったん落ち着かせてから正しい方法で抱き上げてください。

グッズを利用する

抱っこは疲れる、腕が痛いなどお困りの飼い主さんは、犬専用のスリングやリュックを使ってみてはいかがでしょうか。

スリングやリュックを用意しておくと、災害が起きたときの避難にも使えます。犬がパニックになって、クレートに入れられないときも安心です。

犬用スリング

肩ひもも太く、袋は犬の体をすっぽり包むような作りになっているので、安心感があります。
飛び出し防止のナスカンやループが付いたタイプを選ぶといいでしょう。
犬の体重が重いと肩への負担が大きくなるため、小型犬の抱っこに向いています。顔が出てしまうスリングは、公共交通機関では使えないので気を付けてください。

犬用リュック

飼い主さんの両手が開くのが大きなメリットです。スリングと異なり、両肩で支えるので楽になります。顔も隠せるので、公共交通機関でも使えるので便利です。犬の様子がわからない点が、ちょっと心配かもしれません。

まとめ

犬が抱っこに慣れておくとさまざまなメリットがあります。お手入れがしやすくなり、動物病院の診察台に乗せるのもスムーズ。外出時の危険やほかの犬や人とのトラブルを避けたりできるでしょう。体を密着させるため、犬と飼い主さんのスキンシップにもなります。

しかし抱っこが苦手な犬は、いきなり抱きかかえられると驚いてしまいます。少しずつ慣れさせるようにしましょう。

 

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猫の頭突きにはどんな意味がある?

猫の頭突きにはどんな意味がある?

目次
  1. 猫の頭突きとは
  2. 頭突きされたらどうすればいい?
  3. まとめ

猫は、飼い主さんの足や、ほかの猫に頭突きをします。何度も頭突きしてくると思えば、あっさりとコツンで終わってしまうときもあるのが不思議ですね。飼い主さんが外出から帰ると、丹念に頭突きをして体を摺り寄せてくることもあります。

また生き物だけでなく、家具や荷物にも、一生懸命頭突きをします。猫の頭突きにはどのような意味があるのでしょうか?猫の頭突きの意味や、注意点を解説します。

猫の頭突きとは

猫の頭突きには、愛情表現や要求、挨拶のほかに、自分のニオイを付けるマーキングの意味があります。そのため、飼い主さんにしてくることもあれば、ほかの猫や同居中の犬にすることもあるのです。家具などに、自分のニオイをこすりつけるための頭突きもあります。

愛情表現の頭突き

飼い主さんへの愛情表現としての頭突きです。「好きです、大切です」という気持ちが込められています。もし保護した猫が頭突きをしてくるようになったら、飼い主さんに心を許した証拠です。

このとき、しっぽがぴんと立てていたり、喉をゴロゴロ鳴らしたりしていたら、飼い主さんに甘えたい気持ちも込められているでしょう。

よく慣れている猫では、飼い主さんから頭突きをすると、頭突きを返してくれることもあります。お互い「大好き」といっているのですね。

愛情表現の頭突きは、猫同士でも見られます。多頭飼いの飼い主さんは、仲のいい猫同士が頭突きをしあっているのを見たことがありませんか?頭突きを丹念にしている猫同士は、親和性が高く、相性がいいと言えます。

要求の意味

鳴きながらしつこく頭突きをしてくる場合は「おなかすいた」「もっと遊んで」「トイレを掃除して」など、飼い主さんへの要求が考えられます。

猫は要求が通るまであきらめず、何度も頭突きをしてくるでしょう。特にご飯の要求のときは、足にまとわりついて頭突きをすることもあります。

ひんぱんにしつこく頭突きをされる場合は、何か満たされていないことがあるのか環境を確認してみましょう。例えば「かまってほしい」「ストレスがある」などの要求がある可能性があります。

挨拶

挨拶の頭突きもあります。飼い主さんへの朝の軽い頭突きは「おはよう」の意味と考えられます。外で猫同士が、軽く頭をくっつけているのは「どう、元気?」と挨拶をしているのかもしれません。頭を付けて挨拶するのは親しい証拠で、仲の悪い猫同士では見られません。

敬意の気持ちの頭突き

立場が弱い猫から、強い猫への敬意の頭突きもあります。例えば、めす猫からおす猫、子猫から母猫、新しく来た猫から先住猫などです。先に住んでいた犬など、猫以外の動物に対しても頭突きをすることがあります。

「マーキング」ニオイ付け

猫の耳の下や頬周辺には、ニオイのあるフェロモンの分泌腺があります。猫は縄張り意識が強いため、頭突きでニオイを付けているのです。頭突きをしてそのまま顔を擦り付けてくるときは、ニオイ付けだと考えていいでしょう。

飼い主さんが外出から帰ったときやお風呂上りに、やたらと頭突きをしてくる場合は、甘えや要求よりもニオイを付けたがっているのかもしれません。自分のニオイを付けて安心する意味もありますし、「私のもの」と主張の意味もあります。もちろん、愛情のある相手にしかしない行為です。

ほかにも家具やキャットタワー、飼い主さんの荷物などにもニオイを付けます。この場合も、自分のニオイを付けることで安心しているのです。愛猫が、どのようなものにニオイを付けているのか観察するのも楽しいですね。

頭突きされたらどうすればいい?

頭突きは猫の愛情表現です。お返しにやさしく撫でてあげると喜ぶでしょう。あごの下など、猫が気持ちよい場所を撫でると猫もうっとりします。このとき、声をかけたり、名前を呼んだりすると絆も深まります。

咬まれないように注意

しかしあまりにしつこく撫でるのは要注意です。撫でていて、いきなりガブリと咬む行為には、「いいかげんにしろしつこいぞ」の意思表示が考えられます。

撫でている最中に、猫がしっぽをパタンパタンと振り出したら「もういらない」のサインです。咬まれる前に、撫でるのをやめましょう。

咬まれたらどうする?

咬まれても反応せずに、離れるのが正解です。叱る、怒鳴るなどは猫との信頼関係が崩れる原因になるのでやめましょう。大騒ぎするのも禁物です。

子猫や活発な猫では、撫でられているうちに興奮して噛んでくる場合もあります。かわいいからといって、騒いだり、手をひらひらさせたりすると、ますます興奮するため注意が必要です。

狩猟本能が刺激され、咬む癖がつくかもしれません。ひとり遊びができるおもちゃなどで、ストレス解消をしてあげましょう。

まとめ

猫の頭突きには、愛情表現や要求、挨拶、敬意のほかに、ニオイ付けの意味があります。いずれにしても、飼い主さんへの親しみを込めて頭突きをしているのには間違いがありません。

しかししつこい頭突きには要求もあります。たびたびしつこく頭突きをしてくるときは、何か不満がないか確認してみましょう。日頃から、愛猫の頭突きを観察してみてください。

 

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