2022年09月

雷などの犬の行動に困ったときの対応

 最近、雷の時の犬の行動に困っているとのお話を聞くようになりました。我が家でも 数か月前にお散歩途中激しい雷雨に襲われ走って帰宅してから 雷が鳴り始めると興奮する傾向が出始め徐々に悪化してしまったので対策訓練を行いました。参考例として 紹介いたします。

 対策訓練前は、雷を人が感じる前に 室内をハアハアと興奮し落ち着きなく歩き回り 雷がなり始めると人に飛びつます。ゲージに入れると扉を開けようとして 怪我をしそうになります。ゲージから出して抱っこしても 雷のたびに暴れてしまい 長時間は、対応できません。

 

 対策訓練は、症状が出始めたら 首輪にリードを着け30cm程度の長さで足で踏み 3分に一度程度 首の後ろをなぜてあげるコントロールポジションの訓練を行いました。いつもは、座ってリードを踏むと直ぐにおとなしく伏せをしてリラックスするのですが 雷雨の時は 立ってリードをしっかり踏まないと抑えきれません。根気よく続けると少しずつ落ち着き 震えながらも伏せができました。 雷雨の度に対策訓練を行ったところ 落ち着くまでの時間は 徐々に短くなり、最近は、天候が怪しくなると私の前にやってきて見つめてくるので リードを着け 興奮してきたらコントロールポジションに直ぐはいれるようにしています。

 お迎えする時に抗不安薬の投薬を受けていたので 訓練の初期では、震えながら伏せている姿が可哀そうで 「抱っこしてあげたい」「薬の併用も必要かも」と心中を過りますが この子は乗り越えられると信じ期待に応えてくれてうれしいです。