2024年12月07日

獣医のいるペットシッター「ワンちゃんのトイレ」編

こんにちは!獣医師の柏木です。
今回はワンちゃんのトイレ環境のお話をします。

粗相などトイレトレーニングがうまくいかない、トイレの悩みがある方はぜひ試してみてください。

まず、ワンちゃんの好むトイレ環境はペットショップやブリーダー宅でのトイレ環境に順ずることが多いです。

それは、ワンちゃんは🐾足の裏の感触🐾でトイレを覚えるからです。そのため幼少期で過ごした場所でのトイレ環境に慣れていることが多いのです。
<例🚽>
網付きトイレ
新聞紙
ペットシーツなどなど


トイレトレーニングがうまくいかない場合は、トイレの種類を変えてみましょう。
また、お外でしかしない子もいますね。お外にすぐ行ける環境であれば問題ありませんが、お留守番が長かったりすると膀胱炎などの下部尿路疾患のリスクが上がってしまいます。

その場合、散歩中のトイレをしそうなそわそわしたタイミグですぐにペットシーツの上に乗せて、足の裏がペットシーツの感触に慣れると室内でもしてくれる様になります。

しっかりトイレでできた時はたくさんほめてあげてくださいね。

⚠️ご褒美でオヤツをあげる時⚠️
ご褒美でオヤツを使うのもとても有効です。トイレしたら良いことがある✨と結びつけ易いように、うまくいったらすぐにご褒美をあげましょう。

しかし、オヤツをもらうのが嬉しくてわざと尿を小出しに何回もトイレに行くことがあります。オヤツを使ったトイレトレーニングの際は徐々にオヤツの頻度を減らしてあげるといいでしょう。(例 トイレができたら毎回ご褒美→2回に1回→3回に1回→外出時など特別な時のみ)

さらに、トイレを囲うものによる閉塞感を嫌がる子もいます。

その場合は囲うものを少し低めに変えてあげましょう。

また、トイレ周りに便や尿が出てしまう子は足だけ乗っていてお尻は出ていることがあります。大きさを広めにとってあげるだけで解決したりすることも!

どうでしょうか?

おトイレ問題を抱えている方はぜひ試してみてください。

あまりにも粗相が多い場合、実は病気が隠れていたりすることもあるので、病院を受診してくださいね。

(詳しくは以前投稿した「病気のサインかも?」③ おしっこの回数 をご覧ください)