ペットの豆知識

犬の誤飲・誤食や拾い食い、予防のポイントやしつけ方とは?

犬の誤飲・誤食や拾い食い、予防のポイントやしつけ方とは?

愛犬がお家のなかでおもちゃを飲み込んでしまった、お散歩中に落ちているものを食べてしまった!どっきりした飼い主さんも多いのではないでしょうか。誤飲・誤食や拾い食いは、中毒を引き起こしたり腸閉塞を引き起こしたりと犬の命に関わるリスクが高く、予防することが大変重要です。誤飲や拾い食いを予防するしつけや、普段から気を付けるポイントを解説します。

誤飲・拾い食いの危険

犬は好奇心旺盛な動物です。食べ物や飲み物はもちろん、観葉植物、乾電池、アクセサリー、文房具、ひも、人間用のお薬など犬が興味を持つものはたくさんあります。ティッシュペーパーなど「まさか」と思うようなものも食べてしまうことがあるので、油断をしないようにしましょう。

玉ねぎを食べると溶血性貧血を引き起こすことがあります。チョコレートに含まれるカカオは、食べた量によっては犬の命に関わることも。釣り針や竹串は、消化管を傷つける可能性があり大変危険です。犬がいつも遊ぶおもちゃも、うっかり飲み込んでしまうと腸閉塞になることもあります。こういった犬の誤飲・誤食や拾い食いは、飼い主さんが予防することが可能です。

誤飲・誤食、拾い食いを予防するためにできること「お家の中」

まずは家の中や環境のチェックをしましょう。誤飲・誤食が心配な愛犬は、留守番させるときや目を離すときはサークルに入ってもらうと安心です。

おもちゃ選び

犬は噛んで遊ぶのが大好き、犬のおもちゃを選ぶときは、大きさや素材に注意しましょう。犬の口にすっぽりはいってしまう小さなおもちゃ、噛むとつぶれるゴムボールは飲み込んでしまう危険性があります。また細かいパーツがついているもの、簡単に壊れるものは選ばないようにしましょう。おもちゃが壊れたら、すぐに処分してください。

犬の目線で片付ける

家の中は片づけることが大切です。食べ残しや飲み残し、小物などいろいろなものを放置しないようにします。床に何か落ちていないか、這いつくばって犬の目線でチェックしましょう。テーブルやカウンターの上も要注意です。小型犬でもジャンプ力がある犬がいますし、椅子やステップを使って上ってしまう犬もいます。

ゴミ箱はフタつきを

ゴミ箱の中は、犬にとって興味のあるものばかり入っています。ゴミ箱はしっかりしたフタがついたものにしましょう。

誤飲・誤食、拾い食いを予防するためにできること「しつけ」

日頃からしつけをしておきましょう。おやつを使うので、食べすぎには気を付けてください。誤飲・誤食を繰り返す犬や、拾い食いの癖のある犬は、動物病院に相談することも大切です。

「ちょうだい」ゲーム

「ちょうだい」の号令で、口にくわえたものを出せるように教えるゲームです。犬がおもちゃをくわえていたら「ちょうだい」と言いながら、取り上げます。同時に犬の好きなおやつを与え、おもちゃを返します。物に執着するタイプの愛犬の場合は、指を噛まれないように注意してください。

「オフ」ゲーム

「オフ」の号令で、離れて待つことができるようになるゲームです。おやつを手に持って、犬の鼻先に持っていき「オフ!(「離れて」でもよい)」と言います。犬はおやつが欲しくて、舐めたり匂いを嗅いだりしますが、手に持ったおやつは動かさずにじっとしていましょう。犬が離れたら「いい子!」とほめておやつを与えます。最初はおやつから目をそらすだけでもOKです。

何度も根気よく練習をしていき、最終的には床に置いたおやつでも「オフ」ができるようにします。おやつは、必ず飼い主さんの手から与えるようにしましょう。

名前呼びゲーム

犬が何かに気を取られていても、名前を呼べば飼い主さんの方を見るゲームです。とくに散歩のときにやるのがおすすめです。名前を呼んでこちらを向いたら、ごほうびのおやつをあげましょう。拾い食いをしそうになっても、名前を呼ぶことで防止することができます。

誤飲・誤食、拾い食いを予防するためにできること「散歩中」

食品の包み紙、ガム、ゴミ、タバコ、石、植物など、家の中と異なり、外は何が落ちているのかわからないのが特徴です。

ロングリードや伸びるリードは使わない

ロングリードで散歩していると、とっさのときの対応ができません。拾い食いの心配がある間は、ロングリードを使わないようにしましょう。また小さなお子さんが遊ぶ公園やコンビニエンスストア近くの公園は、食べ残しなどが落ちている可能性も高いので要注意です。なるべくそういった公園には、散歩に出かけないことも予防になります。

拾い食い癖のある子には口輪を

拾い食いが心配な犬、まだしつけの途中の犬には口輪を付けて散歩にいきましょう。お水を飲むことができる「かごタイプの口輪」がおすすめです。

誤飲・誤食、拾い食いをしたら

どんなに注意をしていても、誤飲・誤食や拾い食いをしてしまうことがあるかもしれません。飼い主さんは慌てたり大騒ぎしたりしないことが大切です。

大騒ぎしない

絶対に騒がず、冷静に「オフ」「ちょうだい」をします。飼い主さんが騒いだり、口をこじ開けようしたりとすると、取られまいとしてとっさに飲み込んでしまうことがあります。

また飲み込まずにすんだとしても、大騒ぎした飼い主さんをみて「変わったものを口にすると注目してくれる」と思う犬もいるので気を付けてください。

それでも飲んでしまったら動物病院に連絡

飲み込んでしまった、食べてしまったというときは、すぐに動物病院に連絡をします。冷静に「何を」「どのくらい」「いつ」食べたかを伝えましょう。その後は獣医師の指示に従い、無理に吐かせるなど勝手な処置はしないようにします。散歩中も動物病院の連絡先を持っておくと、安心ですね。

どの犬にも誤飲・誤食、拾い食いのリスクはあります。飼い主さんは日頃から注意をして予防しましょう。しつけ方法などもかかりつけの動物病院に相談すると安心です。万が一、犬が誤飲・誤食、拾い食いをしてしまったら、すぐに動物病院に連絡してください。

 

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猫のトイレお悩み解決!快適トイレで猫も飼い主さんもすっきり

猫のトイレお悩み解決!快適トイレで猫も飼い主さんもすっきり

お家のトイレ、愛猫は本当に気に入っていますか?ときどき粗相をする、排泄のあと砂もかけずにトイレを飛び出す…もしこんな行動が見られたらトイレや周囲の環境に不満があるかもしれません。この機会に猫のトイレを見直してみましょう。トラブルのなかった猫も、快適トイレに喜んでくれますよ。

猫がトイレを気に入っているときは

猫はトイレが気に入っていると、滞在時間が長めになります。きれいに掃除されたトイレに入ると、砂の匂いを丹念に嗅ぎます。ゆっくりと回っては砂をかくことも。そして排泄したらまたていねいに砂をかいて、しっかり排泄物を隠したら悠然とした態度で出てきます。

お家の猫のトイレでの様子、観察してみてください。あまり見つめていると途中でやめてしまうこともあるので、さりげなく観察しましょう。

まめにお掃除していますか?

猫はとてもきれい好き。トイレ掃除がちゃんとできていないと、我慢したり粗相してしまうこともあります。排泄物はなるべく早く取り除いて掃除をしましょう。臭いがこもらないようにすることも大切です。

システムトイレは下に敷くシートの取り替えも1週間に1度程度ですみ、臭いもこもりにくいので忙しい飼い主さんにおすすめです。

トイレがあまりに汚れたら、ざっと丸洗いしてあげましょう。ただ猫の排泄物の匂いがすっかり消えてしまうと猫が戸惑うので注意してください。

トイレの大きさをチェック

猫がトイレのふちに足を乗せて排泄していると、砂に足を乗せたくないきれい好きな子と思いがちです。実はトイレが小さすぎる可能性があります。トイレが小さいと、猫は中でゆったりと回ることができません。猫は寝床などは狭い場所が好きでも、トイレは広めを好みます。

猫のトイレの大きさは猫の体長の1.5倍程度が適切といわれています。大きめの猫には、プラスチックの衣装ケースなどをトイレにするのもおすすめです。

屋根付きトイレから顔を出していたら要注意

屋根付きトイレは匂いが外に漏れにくく、砂も飛び散りにくいので飼い主さんは快適です。顔を出してトイレを使う猫の様子もかわいいですよね。しかし顔を出しているときは、屋根付きトイレの圧迫感や、中にこもった臭いを嫌がっている可能性が高いです。

おそらく排泄のあとも、ろくに砂をかけず飛び出してきているのではないでしょうか。顔を出して排泄している場合は、屋根を外してみてください。または一回り大きなトイレにしてもいいでしょう。砂の飛び散りが気になる方は、入り口以外の壁が高めになっているトイレを使ってみてください。

トイレの数はもう1つ欲しい

1匹ならトイレは1個というパターンが多いと思います。しかしもう1つ用意しておくと、飼い主さんの睡眠中や留守中にトイレが汚れても安心です。多頭飼いの場合も猫1匹に対して、最低でも1個トイレが使えるようにします。予備を2,3個用意しておくといいでしょう。2階建て以上のお家では、階ごとにトイレがあると猫にとっても便利です。

猫砂は気に入っているでしょうか

猫は猫砂にこだわりを持つ子が多くいます。一般的には粒が細かくて重みのある猫砂に人気があるといわれていますが、好みは本当にバラバラです。鉱物系、木のチップ、おから、紙タイプなどたくさんの種類が販売されているので、お気に入りを探ってみましょう。

同じタイプのトイレ2,3個に種類の異なる猫砂を入れて様子をみます。一番使う猫砂が、その猫のお気に入りです。多頭飼いで猫それぞれの好みが異なれば、トイレがうまく使い分けられるので管理も楽になります。

トイレ、遠くありませんか?

臭いがするからイヤ、と猫のトイレを家の隅に置いていると猫の生活圏から遠くなっていることがあります。あまりに遠いと猫もトイレに行くのがおっくうになり、我慢してしまうことも。膀胱炎などの病気につながることもあるので、トイレは猫の生活圏に近づけてあげましょう。ただ食事をするところに近いのは嫌がるので注意が必要です。

トイレの場所は適切ですか?

掃除や片づけがしやすい洗面所は換気扇が付いていることも多く、猫のトイレを置きたくなります。しかし洗面所に洗濯機や乾燥機があると気になるのが音と振動です。排泄している最中、洗濯機の音と振動に猫が驚いてしまい、トイレを使わなくなることもあります。ドライヤーの音が苦手な猫も多いので、注意しましょう。

テレビの音や楽器の音が響く部屋も、騒々しくてゆっくり排泄することができません。静かなリビングの片隅や人がバタバタ行き来しない廊下など、落ち着ける場所を探してあげましょう。

また多頭飼いの場合は、猫同士の関係がトイレに影響することがあります。トイレへの通り道に強い猫がいるため弱い猫が好きなトイレを使えない、などです。猫同士の上下関係を見極めて、トイレを置く場所を考えてあげましょう。

度重なる粗相は受診を

トイレを見直したのに粗相が続く、やたらとトイレに行くけれど長居はしない、おしっこが出ていない、トイレで鳴く、などの行動が見られた場合は、膀胱炎などの病気やストレスがある可能性があります。早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

 

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犬と遊ぼう!家の中でできる楽しいゲームでコミュニケーション

犬と遊ぼう!家の中でできる楽しいゲームでコミュニケーション

雷や台風など、犬と散歩に行きたくても行けないときがあります。そんなときは家の中で遊んで、運動不足や退屈などのストレスを発散させましょう。飼い主さんとのコミュニケーションも深まります。今回はおすすめの室内ゲームをご紹介します。もう少し遊びたい、というところで飼い主さんの方から切り上げるのがコツですよ。

ロープのおもちゃでひっぱりっこ

体力のある犬や活発な犬は、ちょっと激しい運動をさせるのもいいでしょう。家の中でボール遊びは大変ですが、ロープのひっぱりっこなら狭いスペースでもできます。ひっぱりっこは犬が好きな遊びの1つです。

興奮しすぎないように、調節しながら遊びましょう。始める前や途中で「オスワリ」や「フセ」などのコマンドを入れて落ち着かせるのもいい方法です。終わるときは、「おしまい」と言ってロープを飼い主さんが取り上げるようにします。

おやつ探しゲーム

紙コップをいくつか伏せて置きます。そのうち1つに犬の好きなおやつを隠しましょう。隠すところを見せると、犬はおやつが食べたくてワクワクします。紙コップを適当に動かして、「よし!」と号令をかけます。おやつが入った紙コップを犬が見つけたら犬の勝ち。これは老犬にもできるゲームです。

途中で飼い主さんが、おやつの入った紙コップを見つめたり指をさしたりしてみましょう。犬が飼い主さんの視線や指差しを理解できる、という指標になります。実は人間の視線や指差しを見て意図を理解することは、動物にとって難しいものです。

チンパンジーでもなかなかできないのですが、人間と1万年以上も前からともに暮らす犬は理解できることが多いと言われています。ただし個体差があるので、上手にできなくてもがっかりしないでくださいね。

飼い主さんを探せ!かくれんぼゲーム

犬は何かを探すことが得意です。災害救助犬や麻薬探知犬など、得意を生かしている犬もいますね。これを家でもやってみましょう。飼い主さんは、犬に「マテ」のコマンドを出します。

そのあと飼い主さんは別の部屋に隠れ、「ヨシ!」と号令をかけて犬を呼ぶだけの簡単なゲームです。隠れる部屋がない場合は、カーテンの後ろやバスタオルをかぶって隠れるだけでもいいでしょう。

うまく見つけることができたら、たっぷりほめてあげましょう。ごほうびのおやつをあげると、モチベーションもアップ。ただし食べさせ過ぎないようにしてください。「マテ」の号令できちんと待ち「ヨシ」で行動を起こすという基本的なしつけの練習にもなります。

とってきて離せ!ゲーム

いつも遊んでいるぬいぐるみなどをとってきて、飼い主さんのコマンドで離すゲームです。狩猟ごっこのようで、飼い主さんも犬も楽しむことができます。また「ハナセ」というコマンドでくわえたものを出す練習は、拾い食いや誤食予防にもなるのでぜひチャレンジしてください。

「マテ」のコマンドのあと、おもちゃを投げます。部屋の中で大丈夫です。「ヨシ」の号令のあと、犬がとってきたらほめて「ハナセ」のコマンドで出させます。うまく出したらたくさんほめてあげましょう。うなってなかなか離さない場合は、おやつなどで気をそらして離させます。ちゃんと離すことができたらたくさんほめておやつをあげます。

お食事タイムもゲームに

お食事タイムにもゲームを取り入れてみましょう。コングなどにフードを入れて、あちこちに置きます。犬はただ与えられたものを食べるのではなく、フードを探す楽しみができるので脳の活性化にもなります。また一度に食べることができないので早食いや食べすぎの予防にもなるゲームです。

小型犬などには、ペットボトルに穴をあけてドライフードを入れるおもちゃでもいいでしょう。前足で転がすとドライフードが出てくるしくみです。ただ大型犬など噛む力が強い子は、ペットボトルごと噛んでしまう可能性があるので与えないようにしてください。

ゲームをするときの注意点

室内とはいえ、危険なところがあります。フローリングや階段は、犬が走っても滑らないようにあらかじめ滑り止めマットを敷いておきましょう。おもちゃにほごろびやほつれがないか毎回確認しましょう。ほころびがある場合は、誤飲予防のためにも処分します。

またゴルフボールなど小さすぎるおもちゃも、犬が飲み込んでしまう危険性が高くなるので絶対に与えないでください。

ゲームの主導権は必ず飼い主さんが持ちます。「おしまい!」と言って、おもちゃを犬の届かないところに片づけましょう。「もう少し遊びたいな」と犬が思っているところで切り上げるのがおすすめです。

犬は好奇心あふれる知的な動物

犬はいろいろなことに好奇心がある知的な生き物です。そのため何もやることがないと、退屈でストレスを感じるようになります。知的好奇心を満たす遊びは、脳への刺激になり犬のストレス解消というメリットもあります。何より飼い主さんと一緒に遊ぶことは絆を深める効果もあります。

 

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猫の快適トイレとは?猫も飼い主さんも大満足のトイレを目指そう

猫の快適トイレとは?猫も飼い主さんも大満足のトイレを目指そう

猫は飼い主さんが思っている以上に、トイレについてこだわりを持ちます。何より優先するのは清潔さ。他にもトイレの大きさや置き場所、トイレ砂など再確認して、猫はもちろん飼い主さんも満足できる、快適トイレにしましょう。

猫のトイレ、お気に入り度をチェックする方法

猫がトイレを気に入っているときは、ゆったりと排泄します。トイレ砂の匂いを存分にチェックしたら、排泄。排泄物をていねいに埋めて満足したら、静かにトイレを離れます。飼い主さんに、トイレ終わったよと教えてくれる猫もいます。今のまま、清潔を保ってあげましょう。

その反対に排泄前はほとんど匂いもかがず、排泄のあとはろくに片づけないで急いでどこかに行ってしまう、ドーム付きトイレから顔を出して排泄している、トイレの周りで鳴いて飼い主さんに抗議をする、という場合はトイレに不満があることがあります。トイレ環境を、すぐに見直してみましょう。

こまめなお掃除を欠かさない

猫はとてもきれい好き。しかも嗅覚は人間の数万倍ですから、ちょっとでも汚れていれば臭いが気になって仕方ないはずです。トイレが汚れたままだと猫は排泄を我慢したり、わざと粗相をしたりすることもあります。

排泄物はすぐに片づけ、周囲の汚れもしっかり拭き取っておきましょう。ただし捨てる前に、健康管理のための排泄物チェックは欠かさないようにしてください。

猫のトイレの大きさは体長の1.5倍

トイレのふちに足を乗せて器用に排泄しているときは、砂が気に入らないのではなく、トイレが小さすぎる可能性が高くなります。早めに大きいものに取り替えてあげましょう。目安は体長の1.5倍。衣装ケースなどを利用するのもいい方法です。

ドーム付きトイレは、砂が飛び散らないことや人目にさらされず排泄できるメリットがありますが、圧迫感を嫌う猫がいます。ドーム付きトイレから顔をのぞかせて排泄しているときは、ドームを外すか一回り大きいものに変えてみてください。

トイレの数も大切。猫の数プラス1で用意

猫のトイレは、猫の数プラス1が理想です。特に2匹以上いる場合は、複数用意してあげましょう。排泄しようと思ったのに、他の猫の排泄物や匂いがあるとストレスになり我慢してしまうこともあります。

多頭飼いの場合は、どのトイレをどの猫が使っているかをチェックしておきましょう。体調不良の猫が見つけやすくなります。

トイレの場所は静かな落ち着ける場所に

落ち着いた場所で排泄したいのは、人も猫も同じ。なるべく静かで、あまり人目にさらされないところが理想的です。さらに、窓や換気扇が近くにあって換気ができるといいでしょう。

がやがや騒がしい部屋、テレビの音がする部屋、人の出入りが激しい玄関、洗濯機や乾燥機の音がする洗面所はあまりおすすめできません。

トイレの砂にもこだわりがあります

飼い主さんとしては安売りしているものや、持ち運びしやすいものを選びたくなりますよね。しかし何より、猫の気持ちを優先することが大切。まずはさまざまなトイレ砂を試して猫の好みを探ってあげましょう。

排泄あとに砂ではなくトイレそのものをかいたり、宙をかいたりしているときはトイレ砂が気に入っていないかもしれません。一般的にトイレの砂は次のようなものが販売されています。

鉱物でできた砂

主原料はベントナイト。重みがあり、粒が細かいのが特徴で、土の感触に近いのか猫に人気があります。固まりやすいタイプですが、トイレには流せません。燃えるゴミで処分します。

シリカゲル

消臭力に優れているのが特徴。便だけ取り除き、吸収力がなくなったら燃えないゴミで処分します。取り替えは1ヶ月程度のサイクルなので、忙しい飼い主さんにおすすめです。

紙製

再生紙などを利用して作られることが多い紙製トイレ砂は、軽いのが特徴。トイレに流すか、燃えるゴミに出します。取り替えときや使用中、紙のホコリが舞うことがあります。

木製

ひのきのチップやおがくずなどが原料で、自然な木の香りがします。軽く扱いやすいのですが、固まる力はやや弱めです。トイレに流せるもの、燃えるゴミで処分するものがあります。

おから

おからでできたトイレ砂は軽く、トイレにも流せます。ただ消臭力はいまひとつかもしれません。食品でできていますが、防腐剤入りがあるので注意。

トイレに流せるものも、大量に流すと詰まってしまう恐れがあります。少しずつ流すように気を付けてください。

システムトイレはお手入れが楽

システムトイレは、上段に尿を吸収しないチップを、下段に専用のトイレシートを敷いて使います。尿の量にもよりますが、シートの交換は1週間でOK。いやな臭いがあまりしないので、忙しい飼い主さんに向いています。

尿の採取がしやすいことも、システムトイレのメリットです。尿を取りたいときはシートを外し、下段に溜まった尿をスポイトなどで取るだけ。尿トラブルの多い猫にとって、便利です。

粗相が続くとき、何度もトイレに行くときは受診を

トイレを見直しても、粗相ばかりする、何度もトイレに行く、排泄のたびに鳴くというときは要注意。何らかの病気の可能性もあります。早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

日頃から猫のトイレや排泄物に気を配ることは、健康管理につながります。こまめに掃除をすることで、匂いや汚れもなくなりお部屋も清潔に。猫のためにも、飼い主さん自身のためにも、快適トイレにしましょう。

 

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仕事をする犬をご紹介!人々の安全や生活をサポートしてくれる犬たち

仕事をする犬をご紹介!人々の安全や生活をサポートしてくれる犬たち

優れた嗅覚や聴覚、運動能力、さらに人とのコミュニケーション力を生かし、さまざまな仕事をしている犬がいます。有名なのは盲導犬や警察犬ですが、他にはどのような仕事をする犬がいるのでしょうか?今回は、仕事をしている犬をご紹介します。

障がいを持つ人を助ける仕事「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」

働く犬といえば、目の不自由な方をサポートする「盲導犬」を思い浮かべる方が多いと思います。盲導犬の数は日本盲導犬協会のサイトによると、2019年3月では全国で941 頭でした。一見たくさんいるように感じますが、実際は盲導犬を希望している人の数にはかなり不足しています。

盲導犬はハーネスを装着し、目の不自由な方と一緒に歩きます。障害物を教えたり、段差や角を教えたりして、目標物に安全に歩けるように誘導、また電車やバスにも安全に乗るサポートもしています。

「介助犬」は、身体の不自由な方のサポートをします。例えば落としたものを拾う、指示されたものや取れないものを取る、などが仕事です。冷蔵庫や引出し、洗濯機なども開けてもの持ってくることができます。

その他ユーザーの着替えを手伝う、スイッチの操作、ドアや窓の開閉をする介助犬も。身体の不自由な方に欠かせない存在である介助犬ですが、65頭(2019年3月現在)とまだまだ数は少なめです。

「聴導犬」は耳の聞こえない方や聞こえにくい方のために、音を知らせる仕事をしています。目覚ましの音やインターホンの音、笛吹ケトルの音などを教えてサポート。子育て中の方には、赤ちゃんの鳴き声も知らせる聴導犬もいます。聴導犬の数も全国で68頭(2019年3月現在)。まだ不足しています。

盲導犬や介助犬、聴導犬は「身体障害者補助犬法」という法律で、レストランやホテルなど飲食店はもちろん、あらゆる公共の場所に入ることがちゃんと認められています。街で見かけたときは、犬に触ったり、むやみに声をかけたりしないことが大切です。ただご本人が困っていたら、声をかけるようにしたいですね。

犯人を追い詰め、行方不明の人を探す「警察犬」

犯人を追い詰めたり、行方不明者を探したりする警察犬。犬種はジャーマンシェパードの印象が強いのですが、ほかにもドーベルマンやコリー、ボクサーエアデールテリア、ゴールデンレトリバーやラブラドルレトリバーが警察犬として活躍しています。警察犬には大きく分けて、足跡追求犬と臭気選別犬の2種あります。

嘱託警察犬といって、一般の家で飼われている犬も警察犬として仕事をすることがあります。嘱託警察犬のなかには、シーズーやミニチュアシュナウザーのような小型犬も。警察犬たちは、いつ要請があっても出動できるように毎日訓練をしています。私たちの生活を守ってくれる、頼もしい存在ですね。

あやしいものは、匂いで探す!「麻薬探知犬」「地雷探知犬」

税関で、覚せい剤や大麻の密輸入防止のために働いているのが「麻薬探知犬」。職場は空港、港だけでなく国際郵便局などにも及びます。麻薬の匂いを覚えても、犬が中毒になることはありません。麻薬犬チームの名前は「K9(ケーナイン)」。これは犬を表す英語「Canaine(ケーナイン)」が由来です。

「地雷探知犬」はアフガニスタンなど、戦争あと地に仕掛けられた地雷を発見し人に知らせる役割をしています。見つけた合図は「オスワリ」。

地雷は、大人の人間が踏んで爆発する仕掛けになっています。そのため体重が軽い犬が万が一踏んでも、爆発することはほとんどありません。しかし危険をかえりみず、働く姿には胸が打たれます。地雷探知犬が働く必要がなくなるときが、1日も早く来てほしいものです。

災害にあった人や遭難者を探す「救助犬」

大きな災害があったときや遭難があったときは、「救助犬」が出動し、行方不明者を探します。倒れた人、うずくまっている人、倒壊した家屋や土砂に埋まっている人の気配を探すのが仕事です。見つけたら吠えたり引っかいたりして周囲に知らせます。

警察犬が犯人や遺留品など特定の匂いを探すのに対し、救助犬は人の匂いを探します。物を持ち返るのが得意な犬や、おおらかな性質の犬が救助犬に向いていると言われています。

海や川でおぼれた人を助けたり、捜索したりする「水難救助犬」もいます。水難救助には泳ぎや潜る能力が高い、ニューファンドランド犬が活躍。ニューファンドランドは、カナダのニューファンドランド島原産です。あのナポレオンはエルバ島からの脱出でおぼれかけたとき、ニューファンドランド犬に助けられたと言われています。

羊を追う牧羊犬

観光牧場などで、羊を追う犬を見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。牧場で家畜の群れを誘導したり、守ったりするのが仕事。家畜を追いかける本能があり、吠えて追いかけながら誘導するほか、目の力だけで家畜を統制する牧羊犬もいます。

ボーダーコリーやジャーマンシェパード、シェットランド・シープドッグ、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどが牧羊犬として有名です。これらの犬種はアクティブで運動が大好き。飼っている方はしっかり運動させるほか、フリスビーなどのゲームで遊んだりするのがおすすめです。

人々の心をいやす「セラピー犬」

「セラピー犬」は病院や高齢者施設、学校や児童施設、被災地などを訪問しています。人の心に寄り添ってくれるセラピー犬は、人に笑顔や元気を取り戻す大きな役割を果たしています。

セラピー犬と接することで、病気の痛みや不安が癒えたり、前向きな気持ちになったりすることが実際に報告されています。一般の家で飼われている犬も、認定試験に合格し、登録するとセラピー犬になることが可能です。愛犬がどなたかの役に立つのは嬉しいもの。興味のある方は、挑戦してみてください。

働く犬はほかにもたくさん

他にも人のてんかん発作を知らせる犬、がんをかぎ分ける犬、シロアリを探してくれる犬、などさまざまな仕事している犬がいます。身近には近所のパトロールに同伴して、街の治安を守ってくれる犬も。

多くの働く犬たちは引退後、ペットとして引き取られたり、専用の施設で過ごしたりして穏やかな余生を送ります。人々のために一生懸命働いてくれた犬たち。引退後はゆったり楽しく過ごしてほしい、と願わずにはいられません。

参考サイト・資料

・公益財団法人 日本盲導犬協会
http://www.moudouken.net/
・公益財団法人 北海道盲導犬協会
http://www.h-guidedog.org/dog/jitudou/
・特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター
https://www.jsdrc.jp/hojoken/kaijoken/
・公益社団法人日本聴導犬推進協会
http://www.hearingdogjp.org/about/workandrole
・税関「麻薬探知犬」
http://www.customs.go.jp/mizugiwa/maken/maken.htm
・公益財団法人 日本警察犬協会
https://www.policedog.or.jp/index2.htm
・「世界の犬」 監修:中澤秀章 出版:成美堂出版 
・「はたらく犬3・4」 監修:NPO法人日本補助犬協会 出版:株式会社学研プラス

 

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猫のブラッシングはコミュニケーションタイム!毛並みツヤツヤ体調チェックも

猫のブラッシングはコミュニケーションタイム!毛並みツヤツヤ体調チェックも

猫のブラッシングには抜け毛を取る、毛並みを整える、血行を良くするほか、体調チェックもできるなどさまざまな効果があります。猫と飼い主さんとの大切なコミュニケーションタイムとしても欠かせません。猫のブラッシングのコツや、方法をお伝えします。

猫のブラッシングのメリット

抜け毛を取り除いて、毛玉吐き予防

猫はグルーミングをするときに、抜け毛を飲み込んでしまいます。そのため毛玉を吐くことも。定期的なブラッシングで抜け毛を取り除くことで、毛玉吐きを予防することができます。

毛並みを整える

定期的なブラッシングで毛並みを整え、毛のつやを良くする効果もあります。

血行を良くする

皮膚に適度な刺激を与えることで、血行が良くなります。

ノミやダニを発見しやすい

ノミやダニなどに寄生されたときも、いち早く発見することができます。虫を見つけたら、自己判断で薬を使わず動物病院で駆虫してもらいましょう。特にマダニは要注意です。

皮膚疾患やできものなど、異常にも気づきやすい

ブラッシングをすることで被毛や皮膚の異常、腫れものにも早く気づくことができます。皮膚に異常を見つけたときは、早めに動物病院を受診してください。

猫とのコミュニケーションになる

ブラッシングで触れ合うことは、猫も飼い主さんとの大切なコミュニケーションタイム。飼い主さんにグルーミングしてもらうことで、猫は安心感を得られます。飼い主さんも猫の温もりを感じ、心が落ち着いてくるでしょう。

くつろぎタイムにブラッシングを

ブラッシングに適しているのは、猫がのんびりくつろいでいるとき。おもちゃに夢中になっているときや、外を眺めて興奮しているとき、食事中、ぐっすり眠っているときは避けましょう。猫に触ってみてゴロゴロと甘えてくるようなら、ブラッシングのチャンスです。

どんなブラシがいい?

いろいろなブラシが販売されているので、何種類か用意して目的やシーンで使い分けることがおすすめです。

抜け毛や毛玉を取り除きたいときは「スリッカーブラシ」がおすすめです。ただスリッカーブラシはブラシ部分が針金でできており、先がとがっているので力を入れると猫が痛がります。ひどいときは、皮膚を傷つけてしまうこともあるので、やさしく扱うことがポイント。先が丸くなっているブラシなら、傷をつける心配がありません。

被毛のツヤを出したいなら、「獣毛ブラシ」が適しています。ゴムでできた「ラバーブラシ」は、抜け毛も取りやすく、猫の皮膚にもやさしいのでブラッシング初心者さんにおすすめです。

人間用の歯ブラシは、猫の舌の感触に似ています。歯ブラシで、頭周辺をブラッシングすると喜ぶ猫が多いので試してみてください。

ブラシを怖がる猫やブラッシングに慣れていない猫には、グローブタイプがおすすめです。直接手で撫でる感覚なので、飼い主さんもやりやすいでしょう。

猫のブラッシングのコツは無理をしないこと・痛い思いをさせないこと

あまり力を入れすぎないようにして、痛い思いをさせないことがコツです。一度痛い思いをすると、猫はブラッシングを嫌がるようになるので気を付けてください。痛い思いをさせてしまった場合は、グローブタイプブラシなどで少しずつ慣れさせましょう。

また嫌がっているのに猫を押さえつけたり、言うことを聞かないからと叱ったりしないようにすることも大切です。

ブラッシングがちょっとでもできたら、終わったあとに猫の大好きなおやつをあげましょう。ブラッシングするとおいしいものが貰える、と覚えてくれます。

ブラッシングの順序は?

猫が自分でグルーミングできない頭のてっぺんや、首の後ろから少しずつブラッシングしていきます。そこから背中、しっぽのあたりを、少しずつ梳いてあげましょう。お尻の周囲は嫌がる子もいるので慎重に。

ゴロゴロ鳴きながらリラックスしているようでしたら、そのまま膝に抱っこして、お腹もやさしくブラッシングしてみてください。もし途中で嫌がったり、ブラシを噛み始めたりしたらすぐに中止しましょう。

ブラッシングの頻度は?

長毛種や抜け毛の多い子は、毎日やったほうがいいでしょう。ただ毎日全身をていねいにやろうとすると、猫も飼い主さんも負担になってしまいます。猫が気持ちよさそうなら全身、あまり乗り気でない日は頭部だけ、背中だけという感じで気楽にやりましょう。

病気、高齢猫には意識してブラッシングを

病気の猫や高齢の猫は、力が衰えていることがあり自分のグルーミングが行き届いていないことがあります。ブラッシングで血行もよくなるので、飼い主さんがときどき手伝ってあげましょう。

また猫は体調が悪くなると、あまりグルーミングをしません。「口の中に潰瘍がある」「歯周病になっている」「関節を傷めている」という可能性もあります。「最近グルーミングをしてないな」と気づいたら、かかりつけの動物病院を受診してください。

ブラッシングで猫と触れ合って

ブラッシングタイムで、猫も飼い主さんもリラックス。言葉は交わさなくても、心が通じ合う大切な時間です。毛並みを整えるだけでなく、体調不良にもいち早く気づいてあげることができるので、ぜひ習慣にしてください。

 

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愛犬と日帰りドライブお出かけ!楽しむ方法とは?準備や持ち物も

愛犬と日帰りドライブお出かけ!楽しむ方法とは?準備や持ち物も

「愛犬とドライブでお出かけしてみたい」思いませんか?でも「途中で犬が車に酔うかも?」「どんなものを持って行けばいいかわかならい」という心配もありますよね。犬と楽しく日帰りドライブをするコツ、持っていきたいグッズをご紹介します。安全に愛犬とドライブを楽しんでくださいね。

犬を車に慣らせておきましょう

「車に乗ると楽しいことがある」と、少しずつ犬に覚えさせます。例えばいつも徒歩で行っている近隣のドッグランや公園に、車で出かけることを繰り返すといいでしょう。車に乗り慣れていない犬は、車に乗るだけでほめることから始め、徐々に距離を伸ばします。

どんなに短い距離でもクレートやケージに入れて固定

たとえどんなに近距離でも面倒でも、犬はクレートやケージに入れて固定しましょう。ペットシーツを敷いておくと、尿が漏れても安心です。

首輪にリードを付けて座席に固定すると、カーブや急ブレーキで犬の首に負担がかかってしまいます。また人が抱っこするのは、事故やケガの元なので絶対にやめましょう。窓から顔を出すのも大変危険です。飛び出しだけでなく、飛来物や小石などが犬に当たる可能性があります。

お出かけ先の情報をしっかり調査

「ドッグランがあるキャンプ場」「犬も入れるレストラン」など、犬と楽しめるさまざまな楽しい施設があります。また最近の高速道路では、ドッグラン併設など犬に優しいサービスエリアも増えています。

行きたい場所が決まったら、入場料金やフードの持ち込みなどルールをあらかじめ確認しておきましょう。周辺の動物病院も調べておくと、体調不良やけがをしたときも安心です。

ワクチン接種とノミ・ダニ予防を忘れずに

お出かけでは、感染症やノミ・ダニなどに寄生される危険があります。ワクチン接種とノミ・ダニ予防は忘れないようにしましょう。利用する施設によっては、ワクチン接種の証明が必要な場合もあるので、コピーをとっておくことをおすすめします。

心配なら酔い止めを処方してもらいましょう

「犬が車に酔ってしまうかも」と心配な場合は、動物病院に相談して酔い止めを処方してもらいましょう。特に初めての長距離ドライブの場合、かかりつけの獣医師に事前に相談しておくのがおすすめです。

お出かけ直前にフードやおやつを与えない

いよいよ車でお出かけの日。愛犬の食事やおやつは、お出かけの3時間前くらいにすませておきましょう。車に乗る直前に食べさせると、酔って吐いてしまう可能性があります。ごほうびでおやつを使う場合は、ごく小さいものにしてください。

車内の温度は低めに設定して風通し良く

犬は高温・高湿度が苦手。エアコンを入れて換気をよくしてあげます。人間にとっては「ちょっと涼しすぎる」くらいの温度、だいたい20℃が適温です。寒いと思う場合は、人間が上着やひざ掛けを利用して体温調節します。

休憩は1時間に1回くらいとるつもりで

犬のためにも休憩はまめに取ってあげましょう。目安は1時間に1回程度です。散歩のできる場所なら、歩かせるのもいいですね。おしっこはトイレシーツにさせ、便は必ずビニール袋にとるようにしましょう。

こまめな水分補給を

おでかけで興奮している犬は、喉も渇きやすくなっています。休憩ごとにお水を飲ませてあげましょう。冷やしすぎた水は体調不良を招くので、常温のお水をあげてください。

犬の飛び出しに要注意

外に出るときは、犬にリードをしっかり着けてからドアを開けるようにしましょう。おでかけにはしゃいで興奮していることが多く、飛び出してしまう危険性があります。

犬だけ置いて車を離れない

「ちょっとコンビニに寄るだけだから」「クーラー入れているから大丈夫」と、犬だけを置いて車から離れることは絶対にやめましょう。クーラーが切れてしまったり、たとえ涼しい季節でも日が差して車内の温度が上がったりして熱中症の危険が大変高くなります。

犬とのお出かけドライブで持っておきたいグッズ

犬を連れたドライブには、必要なグッズ、あると便利なグッズがあります。持って行くものリストを作ってチェックをすると、忘れものを防げます。

犬用フード・おやつ

いつも食べているものを、密閉容器に入れて。

犬用飲料水

常温の水を与えます。多めに用意しておきましょう。

犬の食器(水入れも)

折り畳み式になった携帯用は、かさばらず便利です。

リード・首輪・鑑札札・迷子札

絶対にノーリードで移動しないようにします。目立つ色のリードは、他の人の目につきやすくおすすめ。鑑札札や迷子札も忘れずにつけておきます。

クレート・ケージ

犬は、クレートやケージに入れて固定します。体の大きさに合ったものを用意しておきましょう。

ペットシーツや便を入れるビニール袋

排泄物は必ず持って帰りましょう。

犬用のウェットティッシュ

お尻や口周りが汚れたときにあると便利です。

犬の匂いが付いた敷物やおもちゃ

初めてのところでも犬が安心できるよう、犬の匂いの付いた敷物や遊びなれたおもちゃを持って行きましょう。

タオル

体を拭くほか、敷物にも使えます。吸水性の良いものがおすすめです。

マナーベルト

おしっこの心配がある場合、マナーベルトがあると安心です。オムツよりも犬が動きやすく、装着も楽です。

乗り物酔い薬

動物病院で処方されたものを持って行きましょう。

ワクチン証明書コピー

利用する施設によっては、ワクチン接種の証明書が必要な場合があります。

犬用シューズ

アウトドアで遊ぶときなど、肉球のケガ予防に履かせると安心です。

お出かけの準備をしっかりしておけば、犬も飼い主さんも安心して楽しむことができます。家で過ごす普段の愛犬とは違う、思いがけない表情やしぐさが見られるかもしれません。

 

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ヒゲの向きで猫の気持ちがわかる?猫のヒゲの秘密とは

ヒゲの向きで猫の気持ちがわかる?猫のヒゲの秘密とは

猫のヒゲの向きで猫の気持ちがわかるって、ご存知でしたか?センサーの役目をもっている猫のヒゲ。とても大切なので、昔から猫のひげを切ってはいけないと言われています。ヒゲの向きでわかる猫の気持ちや、ヒゲのいろいろな役割をご紹介します。

猫のヒゲは全部で50本、足にもヒゲがある!

猫のヒゲというと口元にあるヒゲを思い浮かべますが、ヒゲはこれだけではありません。目の上、頬の横、そして口の下にもヒゲが生えています。口元のヒゲはだいたい24本、すべて合わせると50本にもなります。

それぞれのヒゲの正確な名称は、目の上の毛が「上毛」または「眉上毛」、頬の横に生えているヒゲが「頬骨毛」、そして口元のヒゲは「上唇毛」といいます。「上唇毛」の少し上にある1,2本の毛が「口角毛」、口の下にある毛が「下唇毛」と言います。「下唇毛」は短いので、やや見つけづらいかもしれません。さらにヒゲが生えているのは顔だけではありません。前足の内側の、ちょうど曲がる当たりにも数本の毛が生えています。

猫のヒゲの向きに注目「今どんな気持ち?」

猫の口元に生えている立派なヒゲ。よく観察していると、前の方に向いたり、後ろに反ったりしています。さらに上を向いたり、またあるときは下の方にダランと垂れたりとさまざまな方向に動いています。

何か気になるものを見つけたときは、ヒゲがぐっと前に向きます。猫はひげを前に出すことで、気になるものとの距離をはかり、情報収集をしています。もしこのとき気になるものが苦手な人だったりよその怖い猫だったりすると、ひげを頬につけるように後ろにそらし、防御や警戒態勢モードに入ります。

下の方にヒゲがダランと下がっているときは、リラックスしているときです。このときの猫は表情もおだやかで、のんびりしているはず。仲良しの同居猫や飼い主さんと楽しく遊んでいるときは、ヒゲは上を向いています。おもちゃに飛びかかろうと夢中になっている場合は、前の方に向くこともあります。

猫のヒゲの役割①「周囲の広さを感じ取る」

猫のヒゲは、気持ちや感情を表すだけではありません。ヒゲの先に触れるものを敏感に感じ取ることで、広さを感知することができます。口の横のヒゲ「上唇毛」だけでなく、「口角毛」「下唇毛」も巧みに使って、周囲の広さを感じ取ります。そのため猫は狭い場所でも周囲にぶつからず、すんなり通り抜けることができます。

猫のヒゲの役割②「気流を探知する」

猫は空気のわずかな流れも、ヒゲでキャッチすることができます。例えば暗闇の中で、ネズミが動いて生じた空気のわずかな乱れをヒゲで感じとります。その空気の乱れから、ネズミがどこにいるか、どのくらい離れているかが猫にはわかります。そのため周囲が暗くても、猫はネズミを確実に捕らえることができます。

猫のヒゲの役割③「獲物の状態を確認する」

猫がネズミを捕らえ口にくわえると、ヒゲでネズミを包み込むようにしてネズミの状況を確認します。ネズミが生きているかどうか、そして急所がどこであるかを察知し、ひと噛みで外すことなく仕留めてしまいます。前足にあるヒゲも、獲物の動きを感知する働きをしていると考えられています。

ヒゲに損傷がある猫は、ネズミの状況がしっかり捕らえることができないため正確に仕留めることは難しくなります。

ヒゲは切ったり抜いたりしないで

猫のヒゲを切ったり、抜いたりすることはしないでください。薄暗いところでも、周りの状況を察知することができ、狭い場所も通り抜けることができるのはヒゲがあるからです。大切なヒゲがなくなったら、猫は暗闇で周りのことがわからなくなり、狭い場所も通り抜けることができなくなります。

また猫のヒゲは、普通の毛の3倍の深さで埋まっています。その周囲には神経がはりめぐらされていて、ヒゲから得た情報を脳に伝えています。敏感な場所なので、決して無理に抜いたり、引っ張ったりしないようにしましょう。

大変敏感なヒゲですが、温度に対するセンサーはありません。そのためストーブなどの暖房器具に猫が近づきすぎて、ヒゲの先がついて縮れてしまっても気づかないことがよくあります。冬、ストーブを使うご家庭では、猫が近づきすぎていないか注意してあげてください。

何もしていないのにたくさんヒゲが抜けてしまった、突然ヒゲが短くなってしまったというときは、何らかの病気にかかっているかもしれません。かかりつけの動物病院に相談しましょう。

抜けたヒゲをもし拾ったら

ヒゲは人が抜いたり手入れをしたりする必要がなく、半年に1度自然に生え変わります。もし自然に抜け落ちたヒゲを手に入れたらとてもラッキーです。猫のヒゲは縁起物で、お財布に入れると、金運が良くなると昔から言われています。拾ったら大切に保管しておくといいことがあるかもしれません。

大切なセンサーであり、気持ちも表す猫のヒゲ。遊んでいるときや窓の外を見つめているときなど、ひげはどんな向きをしているかな?どんな気持ちなのかな?と猫のヒゲを観察してみてください。

 

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愛犬と一緒に雨の日も楽しく散歩!快適に過ごすコツと注意点

愛犬と一緒に雨の日も楽しく散歩!快適に過ごすコツと注意点

雨が降っていても、散歩が大好きな犬は多くいます。とはいえ犬はびしょ濡れになりますし、家に帰ってからのお手入れも大変。飼い主さんとしては少々気が重いのですが、犬の喜ぶ姿を見ると頑張って行こうと思ってしまいますよね。運動することで、犬のストレス解消にもなるので、台風や豪雨など危険のない雨天なら散歩に出かけましょう。雨の日の散歩を楽しく、快適にするコツや注意点をお伝えします。

散歩大好きな犬はレインコートで濡れるのを防止!

犬にレインコートを着させると、被毛が濡れるのを防ぐことができます。かわいい模様やカラーのレインコートが豊富に売られているので、選ぶのも楽しみではないでしょうか。目立つ色を選ぶと、雨で薄暗い日でも、犬が車から目につきやすいというメリットがあります。夏の暑い日は、体温が上がりすぎることもあるので通気性のよいレインコートを選ぶか、無理に着させないでください。

レインコートには少しずつ慣れさせる

買ってきたレインコートはいきなり犬に着させるのではなく、少しずつ慣れさせることがポイントです。服を着慣れた犬でも、動くたびカサカサ音がすることや、素材の感触が違うことで戸惑うことがあります。

最初はレインコートを見せて、ほめながら好きなおやつを与えます。このときレインコートの匂いを嗅いだらほめてあげましょう。軽く羽織ることができたらほめる、ボタンを留めても大丈夫だったらほめる、最終的にレインコートを着たままでいられたらほめると徐々にステップアップしていくといいでしょう。おやつも上手に使ってください。ただしいやがったらすぐに中止し、無理強いはしないようにします。

すっぽり覆うタイプで、雨から守る

背中はもちろんお腹や頭、足もすっぽり覆ってくれるタイプは、濡れる部分も少なくなり家に帰ってからのお手入れも楽です。ただ着させたり脱がせたりする手間がかかります。またすっぽり体を覆われることを嫌う犬もいます。

ポンチョタイプは初心者におすすめ

上から体にマントやポンチョのように犬の体にかけて、ボタンを留めるだけのレインコートもあります。これなら着させるのも脱がせるにも楽ですし、犬の抵抗も少なめです。レインコート初心者はこのタイプから始めてもいいですね。

エプロンタイプでお腹をガード

お腹から首あたりまでを覆う、エプロンタイプのレインコートもあります。お腹は歩いているうちに、水や泥が跳ねて汚れやすいところです。特に雨でも草むらに入るのが好きな犬は、気づくとお腹がびしょぬれになっていることがあります。乾かすのに手間がかかるお腹だけでもガードすると、お手入れも楽になります。

飼い主さんもレインコートがおすすめ

飼い主さんは片手に犬のリード、片手に傘と両手がふさがってしまいます。そこに排泄物をとる袋やお水なども持っていると、歩きづらいばかりか転んでケガをする可能性も高くなります。飼い主さんもレインコートを着ていると、リードのハンドリングもしやすく安全に散歩ができます。

傷つきやすい肉球にはシューズを

雨で濡れた道を歩いているうちに、肉球はふやけてしまいます。ふやけた肉球は傷つきやすく、道端の石を踏んで傷が付いてしまう可能性もあります。石やガラスなどのゴミが落ちているような場所は、なるべく避けるようにしましょう。安心して歩くためには、犬用のシューズを履かせるのもおすすめです。滑り止めが付いた靴は、足の筋力が低下しているシニア犬の滑り止めにもなります。

みずたまりにはご用心!遊ばせない・飲ませない

水たまりをざぶざぶ歩いて楽しむ犬もいるかもしれません。一見なにもなさそうな水たまりですが、実は感染症の原因となる可能性があります。特にレプトスピラという細菌は、感染した動物の尿に含まれるため、水たまりが汚染されている危険もあります。水たまりに入らせたり、飲ませたりしないようにしましょう。混合ワクチンを接種しておくことも重要です。

被毛や皮膚はそのままにせずしっかり乾かす

家に帰ったら、バスタオルで犬の被毛を拭いて水分を取り除きます。特に皮膚が弱い犬は、濡れたままにしないよう気を付けてください。またヨークシャーテリアやパピヨン、フレンチブルドッグなどシングルコートの犬は、被毛だけでなく皮膚まで濡れてしまうのでていねいに乾かしてあげましょう。柴犬、ダックスフント、ポメラニアンなどダブルコートの犬は、皮膚まではなかなか濡れませんが、被毛はしっかり乾かしてあげましょう。

犬によっては、耳の中まで濡れていることがあります。そのままにしていると蒸れてしまうので、タオルで耳の中をやさしく拭き取ってあげましょう。綿棒でのお手入れは危険なので、やらないようにしてください。

靴を履いていない犬の肉球は、傷などがないか確認してあげましょう。指の間に泥汚れやゴミがついていることもあるので、水で洗っておくと安心です。

雨の日の散歩は、レインコートを着させたり、被毛や身体を拭いたりと犬と触れ合うことがいつもより多くなります。そう思うとちょっと憂うつな雨の日でも、飼い主さんも犬も楽しくなるかもしれません。

 

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猫もクレートトレーニングができる!安心・快適ライフを送るために

猫もクレートトレーニングができる!安心・快適ライフを送るために

猫は、自分が快適と思った場所で好き勝手に寝るイメージが強い生き物です。実際、普段は窓辺やフカフカベッドなどで寝ていることが多いのではないでしょうか。そのためいざ動物病院に行こうとクレートやキャリーバッグに入れようとすると、嫌がって大変な思いをしたことはありませんか?猫によってはクレートを見ただけで、どこかに隠れてしまうことも。

しかしもともと猫は狭いところが大好き。クレートで落ちつける猫にしておくと、動物病院はもちろん、車での移動や引越し、万が一の災害で避難するときも安心です。さっと入ってくれるように、トレーニングをしてみましょう。

クレートやキャリーバッグの選び方

どのようなクレートやキャリーバッグが使いやすいでしょうか。動物病院の先生に聞いてみるのもいいですし、実際にお店でみてみるのもおすすめです。次のポイントを選ぶときに参考にしてください。

大きすぎず小さすぎず

クレートもキャリーバッグも、猫が中に入って、立ったまま方向を変えられるくらの大きさが適しています。それより狭いと中で動くことができません。逆にあまりに大きすぎると猫が落ち着けないばかりか、不安定になって危険です。

ハードタイプのクレートとソフトなキャリーバッグどちらがいい?

ハードタイプのクレートは頑丈で、シートベルトにも固定できるので車での移動が多い方におすすめです。布でできたキャリーバッグは、飼い主さんが持ち運びしやすいメリットがあります。自立しないと寝床として使いにくいので、しっかりしたものを選んでください。

上にも扉があるものが使いやすい

動物病院で猫をクレートから出すとき、前扉だけだと猫を出すのに苦労することがあります。無理に引っ張ることで、猫がケガをする恐れもあります。上にも扉が付いたタイプは、猫が出し入れしやすく使いやすいでしょう。

実際に手に持ってみる

飼い主さんが持ちやすく、排泄物や吐いたもので汚れても、さっと掃除できてお手入れしやすいものを選んでください。実際に現物を見て、さわって、手に持ってみるのがおすすめです。

普通のかばんは適さない

普通の旅行かばんで、ちょうどいい大きさがあるから大丈夫と思うかもしれません。しかし旅行かばんは、猫を入れるように作ってありません。通気口がないため蒸れてしまったり、猫が不自然な体勢になって、体を痛めてしまったりする恐れがあります。さらに開けた際、逃げ出す心配もあります。

クレートを猫にとって快適な場所にする

クレートは、動物病院に行くだけのものでなく、落ち着ける快適な場所に変身させましょう。次のことを少しずつやってみてください。

①クレートはしまわずに出したままにしておく

動物病院に行くときだけクレートを出していませんか?注射や検査など、猫にとってあまり快適ではない経験をする動物病院、猫は「クレート=動物病院=怖い、いやだ」と思っている可能性が高いです。

そのためクレートに入れようとすると抵抗されたり、クレートを出しただけでも逃げ出したりしてしまうことが多くなります。まずは猫が過ごす場所にクレートを出したままにしておきましょう。家にはいつもクレートがあることを覚えてもらいます。

②猫の匂いの付いた敷物を入れる

猫の匂いが付いた敷物を、中に敷いてあげましょう。それだけでも警戒心がやわらぐかもしれません。猫が興味を持って匂いを確認しに来ても、あわてて中に無理やり入れないようにしてください。騒いだり喜んだりせず、知らんぷりをしておきます。

③クレートの中でフードやおやつを食べさせる

猫にフードやおやつを与えるときは、最初クレートの手前に置きます。少しずつ中に入れていきましょう。いきなり奥に入れると警戒されるかもしれません。空腹時を狙うと成功しやすいでしょう。特に大好きなおやつがあれば、うまくいきやすくなります。

④おもちゃをクレートに入れてあげる

猫と遊ぶとき、おもちゃを時々クレートの中にも投げてあげましょう。猫じゃらしのようなおもちゃもクレートの周辺や中で振って遊びます。中に入ったら、おやつやフードを少しあげるといいでしょう。「クレートは嬉しいところ」いうことを覚えてもらいます。おやつやフードの食べすぎには注意してくださいね。

扉を閉めるのを焦らない

クレートに入るようになったら、今度は扉を閉める練習です。いきなり長時間閉めっぱなしにせず、最初は少しだけにします。警戒しなければ、少しずつ時間を伸ばしていきます。閉めても平気になったら、ちょっと外に出かけてみます。帰ったらおやつをあげましょう。クレートに入っても動物病院に行くばかりではない、ということを覚えてもらいます。

クレートでリラックスできるようになったら成功

猫がクレートでリラックスしてフードを食べたり、寝たりするようになれば成功です。移動の際に便利ですし、災害時も安心です。大切なのは焦らないこと。少しずつ「クレート大好き」にしていきましょう。

 

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