犬がご飯を食べない場合、考えられる理由と対処法

犬がご飯を食べない場合、考えられる理由と対処法

愛犬との暮らしは、これまで味わうことのできなかった幸せを感じることができますが、その反面、お世話や散歩などに時間を取られてしまいますよね。体調管理やしつけなど、犬と言葉を交わせたら、もっと手間を省けるのに…ということも少なくありません。

中でも、多くの飼い主さんが抱える悩みの一つに「愛犬がご飯を食べない」というものがあります。特に犬を初めて飼う方は、理由がわからずに戸惑ってしまうこともあるでしょう。
 
そこで今回は、犬がご飯を食べなくないときに考えられる理由と対処法についてご紹介します。
 

わがままが原因でご飯を食べない場合

ご飯を食べない原因は、ただ単に「わがまま」という場合があります。ドッグフードなどの犬用に作られた食べ物は、人間用よりも味付けが薄く作られています。そのため、味付けの濃い人間のご飯や、犬用のおやつの味を覚えてしまうと、ドッグフードに手を付けなくなることがあります。
 
愛犬がどうしてもドッグフードに手を付けないのであれば、一度ご飯を皿ごと下げてしまいましょう。ここでかわいそうだからと別の食事を与えてしまうと、「ドッグフードを食べなければ、別のおいしい食べ物が出てくる」と学習してしまうため、その後もドッグフードに手をつけにくくなります。
 
食事はドッグフードだけだということを、愛犬に学習させることが大切です。ただし子犬や小型犬の場合は、食事を抜いたことにより、栄養失調に陥る可能性がありますので、様子を見ながら行いましょう。
 

新しいご飯への不信感が原因で食べない場合

今までとは種類の異なるご飯を与えた際に、不信感によってご飯を食べなくなるケースがあります。これまで食べていたドッグフードから、急に新しいドッグフードに変えたときや、成長ステージに合わせてドッグフードを切り替えたときなどに起こることが多いようです。
 
そんなときは、食べ慣れたフードに少しずつ新しいフードを混ぜて与えるのがおすすめ。新しいフードの割合を徐々に増やしていくことで、抵抗なく新しいフードに移行できます。日数としては、10日~15日程度を目安に行うと良いでしょう。
 

病気が原因で食べられない場合

前述した2つの理由に該当しない場合は、犬の体調不良を疑う必要があります。普段の散歩や自室での過ごし方、便などを注意深く観察することで、何らかの異変に気づくことがあります。
 
おかしいなと感じたら、すぐに動物病院で診察しましょう。何も異変が見られない場合でも、犬がご飯を食べない状態がずっと続くのであれば、一度動物病院に相談に行ったほうが良いでしょう。
 
わがままやご飯への不信感が原因でご飯を食べない場合は、改善には時間がかかることを覚悟しておいたほうが良いでしょう。どうしても言うことを聞かない場合は、犬のしつけ教室などを利用することをおすすめします。成犬であっても、しつけしなおすことが可能です。
 
また、少しでも気になる点があったら動物病院を訪れ、しっかりとケアを行ってください。
 
 

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