急な用事や長期間の旅行などでペットを残して家を空けなければならない、という状況に陥ることがあります。このようなときに心強い味方となってくれるのが、「ペットシッター」です。
しかし、まだペットシッターを利用したことがない方であれば、見知らぬ人に自分のペットを預けるということに、抵抗や不安を感じてしまうということも多いでしょう。
そこで今回はペットシッターを利用する際に感じる不安と、信頼できるペットシッター選びのコツについてご説明したいと思います。
ペットシッターを選ぶときに不安になること
セキュリティ面
留守中の自宅でペットの世話をしてもらうことになるため、当然、家の鍵を預けることになります。そのことから住居のセキュリティ面は、初めてペットシッターを利用する際に、特に不安に思われる要素のひとつでしょう。
シッターの人柄
大切なペットの世話をしてもらうのですから、シッターの人柄はとても気になるところですよね。自分のペットの性格に合わせた対応をしてくれるか、緊急時に適切な対応をしてくれるかどうかなど、不安に思うことは多く出てくるでしょう。
シッターの仕事に対する姿勢
ペットシッターの場合、個人の自宅でペットだけを相手としてサービスを提供します。ほかに誰もいないからといって手を抜かれたり、何か問題があった時にごまかされたりしないか、という不安を感じる方もいるでしょう。
安心できるペットシッター選びコツ
不安をすっきりと解消し、信頼できるペットシッターを選ぶコツは、以下のようなものがあります。
事前打ち合わせを行う
ペットシッターを探すには、インターネット検索やタウンページの利用、かかりつけの動物病院やペットサロンからの紹介などがありますが、どのような探し方をした場合でも実施しておきたいのが、予約をした後の「打ち合わせ」です。
信頼できるサービス提供会社の多くは、打ち合わせの際に、シッターが自宅を訪問してくれます(会社によって有料・無料の違いあり)。
この事前打ち合わせをするときは、シッターの人柄や遅刻をしてこないかなどの勤務態度はしっかりと見て、そのシッターと契約をすることかどうかを判断することをおすすめします。
身分証明書などの確認
ペットシッターには国家試験のような資格はありません。ですので、誰もがペットシッターをすることができます。そんなときに確認したいのが、動物取扱業登録の有無や身分証明書の確認です。これらの情報からシッターの信用性を量ることができるので、確認した方がよいでしょう。
ペットシッターを頼む際にしておきたい事前準備
ペットシッターを頼む際にするべき準備には、以下のようなものがあります。
シッターに渡す合い鍵やペットフードなどの用意
自宅の鍵はもちろん、ペットフードやトイレ用品などの消耗品は、シッターに依頼する前日までにしっかり用意しておきましょう。食事に関しては、一日の食事の量やアレルギーの有無などを伝える必要があります。
また、投薬が必要な場合は、小分けできるケースなどを活用し、シッターへ分かりやすいように説明するようにしましょう。
かかりつけ病院の連絡先
留守中にペットの具合が悪くなった場合などのために、かかりつけ病院の電話番号や担当医の名前を書いた紙などをシッターに渡しておくと安心です。
連絡して欲しい日時の設定
留守中のペットの様子を定期的に連絡して欲しいという場合は、確実に電話が取れる日時を伝えたり、メールアドレスを教えてメールで連絡をしてもらうようお願いするなど、事前に連絡方法について打ち合わせしておくと良いでしょう。
ペットシッターを頼んだ後にするべきこと
ペットシッターを頼んだ後は報告書の提出してもらえば、またシッターが必要になったときに同じシッターに依頼するかどうかの指針になるのでおすすめです。また、優秀なシッターの場合は、短期間でもペットが信頼し懐くことが多いので、ペットとシッターの様子や距離感もチェックしたいところです。
信頼できるシッターがいれば、連日家を空けることに対する不安を減らすことができるので、とても頼りになります。冠婚葬祭などで急に家を空けなくてはならない、といった事態に備えるためにも、ペットシッターをお考えの方は、日頃から優良なシッター会社の情報を集めておきましょう。