人間もそうですが、痒い時や肩コリの時「あ~ソコソコソコ!」というツボがありますが、犬にも撫でられて気持ちいいツボがあるようです。
犬が撫でられてマッタリ気持ちよさそうな顔をしていると、犬だけでなく飼い主まで癒されますね。
愛犬との愛情や絆を深めるスキンシップの極意のご紹介です。
撫でられて気持ちいいツボ
あごの下
あごの下には緊張を和らげるツボがあるので、ここを撫でられると気持ちいいようですね。誰もが知っているポイントでしょう。あごの下は自分で届かない場所なので「もっと撫でて~」と訴えてきますね。
顔の周りは犬にとってのウィークポイントなので、初対面の犬、警戒している犬に触れる場合には注意してください。
耳の後ろ
犬の耳はたくさんの情報を収集するためにいろんな方向に動いているので、コリや疲れがたまりやすいようです。
耳の後ろは自分の後ろ足でも届きますが、飼い主に撫でてもらうと自分でやるより気持ちがいいと言わんばかりにおねだりしてきますね。
耳の付け根と目じりのあたり
人間でいえば「こめかみ」に当たる部分です。まぶたや目の周りの筋肉をよく使うためにコリやすいようです。コリコリと指で優しくマッサージしてやると喜びますよ。
眉間
リラックスしている時に眉間を撫でると、だんだんウトウトしてきてノックアウト状態になりますね。
お腹
犬にとってお腹は急所なので、心を許し信頼している相手にしかお腹を見せることはありません。おなかを見せるという行為は甘えたいというサインなので、そんな時には優しくナデナデしてやってください。
しっぽの付け根
犬はしっぽで気持ちを表現するので、よく動くしっぽの周りは疲れがたまりやすいようです。犬は自分では届かない場所なので、しっぽの付け根をモミモミしてやるとコリが解けて気持ちいいようです。
腰
犬の腰には百会(ひゃくえ)という万病に効くツボがあるので、腰からしっぽに向かって手のひら全体を使って大きくゆっくり撫でてやるのも効果的です。
撫でられてうれしい理由
犬は愛玩動物と言われますが、人間に触れられるのが大好きです。リラックスした時、甘えたい時に「撫でて~」とくっついてきますね。犬は社会性の高い動物で「触れる」ことでコミュニケーションを取ろうとしています。
自分の手足が届かないところを撫でられると気持ちがいいようです。人間と同じですね。
スキンシップの習慣があるとケガやしこりなど身体の異変にも気が付きやすいので病気やケガの早期発見にもつながります。
撫でられたくないトコロ
口のまわり
犬にとって口は食べたり、飲んだり、吠えたりする生き抜くために欠かせない重要な部位なので、安易に触られることを嫌います。しかし、歯磨きや爪切りなど犬の健康管理のために口周りも嫌がらずに触らせてくれるように訓練することは大切です。
しっぽの先
しっぽの末端には神経が集中していて敏感なので、犬は本来触られると嫌がります。ブラッシングなどの手入れでしっぽに触れなければいけないことがありますから、しっぽを触ることに関しても慣れるようにしておくといいですね。
撫で方のポイント
大きな部位を撫でる時には、手のひら全体を使ってゆっくり撫でてやります。急に触らない、頭ではないところから撫で始めることでも犬は安心します。
飼い主であるあなたがリラックスしていることも大切です。飼い主がイライラしていたり、忙しくて気休め程度のナデナデしかしてやらなかったりすると犬は敏感に感じ取ります。お互いにとってリラックスできるほっこりタイムになりますように。