猫は性別によって全く違う性質をもっていることをご存知でしたか?
この他にも、毛の色や模様によって性格が違うことがあります。新しい家族として猫を迎え入れるときの参考にしてみてくださいね。
毛の色や模様によっても性格は違う
猫は毛の色や模様によって性格が少し違うといわれています。代表的なものは以下の通りです。
◆茶トラ…穏やかで優しい
◆白猫…神経質で気が強い
◆黒猫…争いを嫌い、フレンドリーで優しい
◆キジトラ…やんちゃで甘えん坊
◆サビ猫…マイペースで短気
もちろん全ての猫にあてはまるわけではありません。しかし、家の猫ちゃんや野良猫などをよく観察してみると納得できる気がしませんか?これらは遺伝によるものが多いと言われています。
オス猫の特徴と飼う上での注意点
オス猫は体格がよくて目が細く、いかにも“猫っぽい”顔つきの子が多いです。鼻が尖っていてシャープなのも特徴。性格は遊び好きでやんちゃ。飼い主さんが大好きな子が多く人懐っこいイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
生後6ヵ月~1歳頃になると去勢をする飼い主さんも多いですが、去勢後のオス猫はとっても甘えん坊になります。時には赤ちゃん返りのような兆候がみられることも。逆に去勢をしないと発情期に「スプレー行動」と呼ばれるマーキングをして部屋を汚したり、飼い主さんに噛みつくなどの凶暴化、またメスを求めて脱走するなどの行動に出ることがあるので注意が必要です。
メス猫の特徴と飼う上での注意点
オス猫と正反対の性格で気分屋、プライドが高い子が多いです。何を考えているか分からない…と飼い主さんを困惑させる子もいます。猫らしい性格の子はメスに多いのが特徴。顔は全体的に丸みを帯びていて目もぱっちりと大きく、しなやかな体つきをしています。
メス猫は避妊手術を選択する飼い主さんが多いですが、オス猫と違って全身麻酔を必要とするので日帰り手術ができません。最低でも1泊の入院が必要となり、その分費用も高くなります。避妊をせずに発情期を迎えるとオス猫へのアピールをするためにとても大きな声で鳴きますので、集合住宅に住んでいる飼い主さんは少し困ってしまうかもしれませんね。
育った環境によっても変わる
猫も人間と同じである程度の性格は幼少期に形成されると言われています。特にしつけのしづらい猫においては生後2週間~3ヵ月頃に母猫や兄弟からたっぷりと愛情を受け、社会性を身につけることがとても大切です。
また、飼い主さんの性格や住環境によっても性格は変わってくるというから興味深いですね。生活リズムに関しても同じことが言え、飼い主さんが夜型の場合は猫も夜型になるといわれています。ベースは夜行性の猫ですが、現代で飼われている猫は必ずしも夜に活動するとは限らないものです。
普段知らん顔をして寝ているように見えても、案外飼い主さんの影響を受けている猫。この機会にじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。