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ペットが迷子になったらどうするか?

1. いなくなったらすぐに探す

迷子の犬は毎日移動して、日にちを追うごとに飼い主から遠く離れていってしまいます。捜すエリアもどんどん拡大し難しくなる上、交通事故などの危険に遭う可能性も高くなっていきます。
猫は、犬と違い、自治体に捕獲されることは基本的にありません。室内飼いの猫が外にとび出した場合はもとより、毎日帰って来る外飼いの猫が帰って来ないときには、何らかのアクシデン卜に遭った可能性が考えられます。実際、自治体に負傷動物として保護される猫は、生死の境をさまよう重症であることがほとんどです。
いなくなったらすぐに捜し始めることがとても大切です。

保護された動物はどうなる?

全国の自治体の保健所や動物愛護センターには、迷ったり、ケガをした犬や猫が保護収容されています。
しかし、身元を示す名札や鑑札等がついていないために、飼い主に連絡することができず、また飼い主からの 問い合わせもないために、多くの犬や猫が家に帰れずにいます。新しい飼い主に譲渡されるケースも増えてはきていますが、まだその数は少なく、その多くは殺処分されているのが現状です。
いなくなっても「そのうち帰ってくる」とのんびり構えず、すぐに探しましょう。

迷子の猫の探し方

猫は体調が悪かったり、慣れない場所に迷い込んだ場合、暗くて狭いところでじっとしている習性があります。いなくなった場所の付近で、縁の下やビルの隙間など、身を隠せるような場所を重点的に探すと効果的です。
室内飼いの猫がいなくなったときには、まず室内を徹底的に捜してください。臆病な猫では、何かに驚き、普段なら考えもしないところに何回も隠れていることもあります。室内にいないとなったら、物置の中、冷暖房の室外機の下、植え込みの中など、家の周囲の狭くて暗いところを捜してください。室内飼いの猫は、外に出ても遠くに行かないことがほとんどです。
猫は、放し飼いがまだ普通に行われているので、道などを歩いていても不自然ではありません。写真入りポスターなどで捜していることを付近住民にアピールすることも重要です。

迷子の犬の探し方

迷子になった犬は、無目的に歩き続け、どんどん離れていってしまいます。運動能力の高い大型犬などでは、一日何十kmも移動することもあります。個々の犬の移動能力を考えて、いなくなった場所を中心に、同心円を描くように捜していくと効果的です。

2. 以下に連絡を入れましょう

  • 保健所・動物愛護センター・動物保護管理センター
  • 市町村役場
  • 警察署(110番ではなく、警察署に連絡)

自宅ならご近所、迷子になった地域周辺の家
各場所とも、ペットが行方不明になった場所から最寄りの所に連絡を。ただし市町村の境目付近だった場合は両方の地域の保健所や役場に連絡をした方が良いと思います。
逃げ出したとしてもそれほど遠くまで行かない可能性も高いので、自宅ならご近所さんに、出先なら周辺のお店や家の人にいなくなった旨を伝え、ペットの特徴と電話番号等を書いたメモを置いてくるのも良いかもしれません。

※お役立ちサイト→環境省_収容動物検索情報

3. 近所に迷子の張り紙を貼らせてもらうようお願いします

タイトル

「探してます」「迷い犬」「○○ちゃんを探して!」などわかりやすく大きい文字で。

写真

できるだけ大きいものを。紙の半分くらいをしめてもかまいません。

文字

パソコンがない方は、手書きにして、写真を貼る位置をあけておく。写真はコンビニのカラーコピーで引き伸ばします。張り紙は、下がちぎれるようになっていると便利。

連絡先

イタズラ電話も多いので仮名にしておくのも良いかもしれません。電話番号は携帯などが無難ですね。

特徴

名前、年齢、体重、毛色、不妊の有無、首輪の有無、いなくなった日時や場所、性格などを記入します。

枚数

多ければ多いほど良いですね。

紙の大きさ

B5またはA4。一人で貼ったり配ったりするなら、B5の方が扱いやすいと思います。

貼る場所・配る場所

貼る場所や配る場所は、多ければ多いほど良いですね。お知り合いなど仲間がたくさんいるならば、ありったけの知り合いを動員してください。

※電柱に貼ることはできるか
基本的に電柱に貼ることは禁じられている行為です。
出来れば電柱は避け、きちんと了解の得られる所を中心に貼るようにしましょう。

4. その他の捜索方法

  1. ポスティング、地方紙掲載、新聞折込など
  2. インターネットを利用する
    迷子情報を掲載してくれるHPへ依頼します。
    ※お役立ちサイト→環境省_収容動物検索情報
    ※Yahoo!のリアルタイム検索
  3. ペット探偵に依頼する
    ペット専門の会社を始め、便利屋さんでも引き受けていただけるところがあります。

努力の甲斐があって、無事に見つかった場合は早急に張り紙をきれいにはがしに行くことが大切です。
後々、同じような方がいらっしゃったときに貼らせてもらえない。なんてことにならないように、マナーはきちんと守りましょう。

※参考文献 環境省ホームページ