原産国 | ドイツ |
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体重 | 14kg~20kg |
体高 | 45cm~50cm |
グルーブ | 2G |
特徴
スクエアな体型で、骨太くがっしりとした体つきをしています。筋肉がよく発達していて、大地をしっかりと踏みしめるように歩きます。被毛はダブルコートで、針金のような硬い毛に覆われています。長くて立派な口ひげと愛嬌ある眉毛が特徴的です。
ミニチュア、スタンダード、ジャイアントと3種あるシュナウザーのオリジナルが、スタンダードシュナウザーで、毛色とサイズを除いて犬種標準はほぼ同じです。
性格
明るく好奇心旺盛で、遊ぶのが大好きです。家族に対しては愛情深く、他の犬とも仲良くできます。人懐っこく寂しがりやなので、孤独な時間が続くとストレスを感じてしまうこともあります。ミニチュアシュナウザーと比べて番犬気質が強く残っているため、警戒心から高い声で吠える傾向がありますが、従順で訓練能力も非常に高いので、正しくしつければコントロールすることが可能です。
毛色
毛色は、ソルト&ペッパーとブラックのみです。
育て方
スタミナが豊富で大型犬並みの運動量が必要なので、毎日朝晩30分程度の散歩は欠かせません。散歩のほかにゲームや自由運動も取り入れると良いでしょう。
被毛はダブルコートで、抜け毛は少ないですが上毛は硬い毛質で下毛は密集しているので毎日ブラッシングをしてあげてください。特徴である口ひげは汚れやすいのでこまめに拭いて清潔に保ちましょう。定期的なトリミングが必須で、慣れない人はプロのトリマーに任せると良いでしょう。
番犬気質なので警戒心から吠える傾向があります。飼い主の指?で吠えをコントロール出来るように、子犬の頃からしっかりトレーニングすることが?切です。
気をつけたい病気
基本的に健康で頑丈な犬種ですが、白内障などの眼病や尿路結石症、皮膚炎になりやすい傾向があります。定期的な健康診断を受け、気になる点がある時には獣医師に相談するようにしましょう。
歴史
14世紀頃のドイツで、ワイアーコートのピンシャー犬種から作出されたと言われています。ネズミやイタチなどの駆除や農場の番犬として働いていました。ジャーマンピンシャーの祖先も同じ母犬から生まれたので、スタンダードシュナウザーとは兄弟の関係にあると言われています。
スタンダードシュナウザーは1880年代初頭まで、ワイヤーヘアードピンシャーと呼ばれており、その中には、剛毛タイプと毛が短くて直毛タイプのものがいました。1890年代になると、直毛タイプのものを別犬種として独立さようとする動きが起こり、1890年代半ばには犬種クラブが設立されました。従来のワイヤーヘアードピンシャーはスタンダードシュナウザーとして、直毛タイプのものはジャーマンピンシャーとして独立を果たしました。
シュナウザーという名は、ドイツで行われたドッグショーにワイヤーヘアードピンシャーとして初めて出陳された際、ショーで勝った犬の名前が「シュナウザー」だったことから犬種名として定着していったと言われています。
第一次世界大戦では、その賢さと警戒心の強さ、主人に対する忠実さを買われて、伝令犬や救護犬として情報伝達の役割を与えられていました。
その後、小型化してミニチュアシュナウザーが、大型化してジャイアントシュナウザーが作出されました。