ラサアプソ【Lhasa Apso】
原産国 | 中国(チベット) |
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体重 | 6kg前後 |
体高 | 25cm前後 |
グルーブ | 9G |
特徴
体高より体長が長く、小柄ですががっちりとした体格をしています。まっすぐ伸びた豊かな長い被毛は美しく、気品に溢れています。
性格
陽気で活発ですが、プライドが高く独立心もあるため、言うことを聞かないこともあります。飼い主や家族には深い愛情を示しますが、見知らぬ人に対しては用心深く接します。小さい子どもとの相性もあまりよくありません。物音に敏感に反応して、よく吠える傾向があります。
毛色
毛色は、ホワイト、ブラウン、ブラック、ゴールデン、サンド、ハニー、ダーク・グリズル(灰色)、スレート(青みがかった灰色)、スモーク、パーティ・カラーなど、バリエーションが豊富です。
育て方
散歩は毎日30分程度が目安ですが、遊ぶことが大好きなので室内でたっぷりと遊んであげてください。
服従心があるのでしつけは入りやすい方ですが、頑固でプライドの高い一面もあるので、子犬の頃からしっかりとしつけをする必要があります。
聴覚が非常に優れているため、外部の音に敏感でよく吠えます。集合住宅での飼育の場合には、迎え入れる前によく検討する必要があります。
被毛は、ダブルコートの長毛で、放っておくと床についてしまうほど長く伸びてしまいます。毎日しっかりブラッシングをしてあげましょう。トリミングは1~2ヶ月に1回程度が目安です。
気をつけたい病気
重大な遺伝性疾患もなく比較的健康な犬種として知られています。短頭種なので、鼻腔狭窄、口蓋過長などにかかりやすいと言われています。また、被毛を放っておくと皮膚病や眼病にかかってしまうこともありますので、お手入れは毎日欠かさずに行ってください。
歴史
大変古い起源をもつ犬で、チベット奥地の僧院で飼育されていた聖なる犬の1つと考えられています。聖なる犬たちは、守り神として宗教施設であるラマ教の僧院から、内外の王侯貴族に贈られることで、政教の結びつきを強め、社会の安定に寄与して来ました。ラサ・アプソを贈られた中国王宮では、中国古来の犬と交配してペキニーズを作り、次にペキニーズとラサ・アプソを交配して、シーズーを作出し、これを「獅子犬」として聖なる犬としました。
1922年にチベット国境を訪れたエリック・ベイリー夫妻により、純粋なラサ・アプソがイギリスへ持ち帰られて、繁殖の基礎となりました。1930年代にはダライ・ラマからの贈り物としてアメリカへ渡り、次第に西洋諸国やアメリカでの繁殖が行われていき、1933年イギリスケンネルクラブに公認されました。
現在は愛玩犬として親しまれていますが、すぐれた聴覚を持っていることから、聴導犬としても活躍しています。
アプソとは、チベット語で「ヤギに似ている」という意味で、犬種名はそこから来たと言われていますが、アプソ・セン・カイ(よく吠える獅子犬)というチベット語がもとになったという説もあります。